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2014年06月21日 ()
  晴れ間がのぞく天気が続いていましたが、梅雨前線が活発になり、また大雨が降るようです。雨の多い日本の風土の中で、昔から人々は雨を嫌うばかりではなく、暮らしの一部として取り込み、雨を楽しむかのようにさまざまに雨を表現してきました。
  雨の降り方では、時雨・五月雨・村雨・霧雨・粉糠雨など美しい言葉があります。雨が付く言葉では、雨空・雨垂れ・雨音・雨水・雨宿り・雨乞い・雨ざらし・雨間(あまあい)・雨模様・雨上がり・雨脚・雨染み、など詩歌にも取り上げられる情緒のある言葉がたくさんあります。喜雨(きう)または慈雨は日照りの後の待ち望んだ雨です。

  今日の水彩画は、「雨間(あまあい)に咲く森のガクアジサイ」です。ツユのつかの間の晴れ間、陽射しが森のガクアジサイを輝かせます。樹幹の回廊を抜けてきた陽が雨に濡れた森に射し込み、葉の下で雨宿りをしていた花達が顔をのぞかせ、濡れた顔を乾かそうと風に揺れています。
14-06-20.jpg

  「晴耕雨読」や「櫛風沐雨」など、四字熟語にも雨が含まれる言葉がたくさんあります。「晴耕雨読」からは、晴れた日には畑を耕し雨の日には本を読む、という穏やかでのどかな暮らしが目に浮かびます。一方、「櫛風沐雨」は風を櫛の代わりにして髪をとき、雨で体を洗うほど風雨にさらされ、あちらこちらを奔走して苦労することをいい、のどかさとは程遠い生活です。人生には晴ればかりではなく、雨の日も暴風の日もあり、その苦節を乗り越えたあとに、晴耕雨読の暮らしがあるのですね。

  おとうさん、また呑み屋で一杯ですか?「いやいや!急な雨で、雨宿りに駆け込んだのが、呑み屋だったのだよ!いい雨だね!喜雨だね!日照りの喉にきゅーっと浸み込むね~酒が」おとうさん・・急いで帰らないと奥様が・・「なあに・・江戸の川柳にもあるじゃないか “本降りになって出て行く 雨宿り”ってね!ゆっくりと呑んで雨上がりを待つの・・・お~い、お銚子もう一本!」ピカッ!ゴロゴロ!「かみなりだね、雷、神なり・・かみさん!うちの雷神がこわいっ!かっ勘定だ、帰るよ!」

  「雨ニモマケズ、風ニモマケズ・・」は宮沢賢治の詩ですが、終戦直後の教科書にこの詩を載せたところ、GHQの係官から注文が付き、食糧事情を考慮して「一日ニ玄米四合ト味噌ト少シノ・・」を三合に変更したという、ウソみたいな話があります。
  「好雨知時節、当春乃発生、隋風潜入夜、潤物細無声・・」は中国の杜甫の詩で、「やさしき雨は時を知り、春の生命をもたらして、しめやかに夜に忍び入り、ものみなすべてを潤せり・・・」と素直に春の雨を喜んでいます。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・・サム ヤマモト
[2014.06.21(Sat) 14:04] 自然風景Trackback(0) | Comments(0)
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