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2014年05月28日 ()
  「木もれびの森」の入口の道の脇に、キツリフネ(黄釣舟)の花が一輪咲きました。花の時期としては少々早い気がしますが、昨年と同じ場所に咲きました。濃い緑の葉に特徴ある形をした黄色い花がぶら下がっているのですぐにわかります。
  キツリフネは黄色い花のツリフネソウのことで、釣舟草は帆掛け船を釣り下げたような花が咲くことから名付けられた1年草です。葉は長楕円形で葉先は三角で、葉の縁にギザギザがあり、他の草とはすぐに見分けがつきます。

  今日の水彩画は、「初夏の森の木漏れ日」です。つい数日前に若葉が茂り始めたと思ったのもつかの間、雨上がりの朝の森は緑の葉で覆われてしまいました。木々の間から射しこむ朝陽が、密生してきた草の葉を照らし出します。若い葉たちは、少しでもたくさん陽を浴びようと、競い合うようにして背伸びをして葉を揺らします。恵みの雨と陽をあびて、若い命が輝きます。
14-05-26.jpg

  葉腋に細い花柄で吊り下がるキツリフネの黄色い花は、筒状で後端に向かって序々に細くなり、尾のような細長い距をぶら下げ、この中に蜜をため込んでいます。
  この中の蜜を吸うことができるのは、これらの花の中に潜り込むことができ、しかも口が細長い昆虫、マルハナバチだけです。花のおしべとめしべは入り口付近の上にあって、マルハナバチが潜り込むと蜂の背に花粉が付いて運ばれる仕組みです。

  おとうさん!野草を調べている?「そう草だ!キツリフネの花はきれいで不思議な形だ。名前が分かるとさらに可愛くなる、呑み屋のお姉さんと一緒!でも、キツリフネには毒があるそうで、美しい花には毒がある、触ったり食べたりしてはいけません。これもお姉さんと一緒・・イヒッヒ」「あなた~、また呑み屋の話?釣舟って?」「ちがいますよ、キツリフネとマルハナバチの話・・」「あら・・マルハナバチって働き者。あなたもどこぞの呑み屋に潜り込んだら、なにか背負って帰ってきて!」「・・・・」

  キツリフネの花には出会いましたが、マルハナバチが潜り込むのは見たことがありません。マルハナバチは、ずんぐりむっくりで、毛むくじゃら、クマのぬいぐるみのように可愛らしく、働き者の蜂です。蜜を吸うのに夢中で、人が顔を近づけても見向きもしないそうです。ツリフネソウやキツリフネのように長い距を持ち、奥深い場所に蜜を貯める花には、吸蜜に使う中舌の長いナガマルハナバチが訪れて、花粉を運んでいるようです。ハチに合わせて花が進化したのか、花に合わせてハチが進化したのか、自然って本当に面白く、不思議な世界です。

  では、また次回の水彩画をお楽しみに・・・・サム ヤマモト
[2014.05.28(Wed) 13:56] 自然風景Trackback(0) | Comments(0)
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