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2014年05月01日 ()
  風薫る五月、二十四節気の立夏は5月5日で、暦便覧には「夏の立つがゆへなり」と記されていますから、夏に向けてスタートする時候です。新緑の芽吹きの色彩は本当に美しい淡い黄緑色です。「風薫る」といわれる香りは、新緑の木々が多く放つ「フィトンチッド」という成分だそうで、天然の殺菌・殺虫成分が含まれているそうです。

  さて、今日の水彩画は、「新緑の木もれびの森」です。森のありとあらゆる木や草の芽が芽吹き、柔らかでツヤのある新葉を伸ばします。森はたちまちリーフグリーンの霧に包まれていきます。穏やかで温かい陽を浴びて艶やかに光る若葉がさわやかな風に揺れ、森の草木が新しい命を芽生えさせる季節を楽しんでいるようです。
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  五月五日は「端午の節句」でもあります。端午とは、月の端(はじめ)の午(うま)の日という意味で、五月が十二支の午の月であり、「午(ご)の日」が五の日に通じることから、五月五日を「端午の節句」と呼ぶようになったといわれます。菖蒲酒を飲み菖蒲湯につかって邪気を祓い健康を祈願します。鎌倉武士の時代、邪気を祓う「菖蒲」が武を尊ぶ「尚武」や「勝負」と同じ読みであることから、鎧兜に菖蒲を添えて飾り、男子が強くたくましく成長することを願ったようです。

  おとうさん、好い香りのお酒ですね!「そうよ、これが菖蒲酒だな!菖蒲の根を薄切りにして日本酒に入れて呑むのだよ。いい香りがして、旨いね!おお~い、もう一本お酒だ!なにせ、邪気を祓い健康を願う酒だ!おお~い・・・」「あなたには菖蒲酒はいりませんよ!だって、あなたみたいに無邪気に喜んで酒を呑む人に、邪気は付きません!」「うむ・・・・勝負(菖蒲)に負けた・・・・」

  菖蒲湯や酒にする「菖蒲」と「花菖蒲」とは、同じ「ショウブ」でも植物の種類が違います。菖蒲湯の菖蒲はサトイモ科の菖蒲、美しい花の花菖蒲はアヤメ科の植物です。サトイモ科の菖蒲の葉や根には、食欲増進、疲労回復などの薬効があり、菖蒲湯にすると冷え性に効果的ですが、アヤメや花菖蒲の根では薬効も香りもないそうです。
  「いずれがあやめ、かきつばた」といわれるように、花菖蒲とアヤメ、カキツバタは同じアヤメ科の植物ですから見分け方が難しいのですが、花の模様を見ると区別が付くそうです。花菖蒲が黄色の目型模様、アヤメが網目模様、カキツバタが白の目型模様。分かったけれど覚えましたか?つまり、よく似ていて、いずれ劣らぬ美人を見分けるには、襟元をちょっと覗いて・・・おっと危ない、頬を張られますよ!
今、「木もれびの森」の朝には、射干(シャガ、アヤメ科)の花が咲いています。

  では、また次回の水彩画をお楽しみに・・・・・サム ヤマモト
[2014.05.01(Thu) 12:03] 季節Trackback(0) | Comments(0)
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