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2014年04月25日 ()
  4月20日から立夏前までは二十四節気の「穀雨」です。春雨が百穀を潤すことから名づけられたもので、雨で潤った田畑は種まきの時期を迎えます。ひと雨ごとに草木の新芽が伸びて、野の花が咲いていきます。「木もれびの森」では、クサイチゴの白い花が沢山咲いていて、ひと月もたつと、赤い小さなつぶつぶの実が生ります。明治以降にオランダ苺が入ってくるまでは、日本ではイチゴといえばキイチゴでした。クサイチゴは草のように見えますがキイチゴ(木苺)の仲間だそうです。

  今日の水彩画は、「草イチゴの花咲く新緑の森」です。切り倒され朽ちかけた丸太を覆うように草木が若葉を伸ばし、枯葉色の森を新緑の黄緑に塗り替えていきます。朝陽に照らされ、つやつやと光る若い草葉の間に、草イチゴの白い花が点々と咲き、やがて実る赤いイチゴのありかを教えてくれています。
14-04-21.jpg

  穀雨の季節は草木の新芽が伸びる時季であり、穀雨の初候には「葭始生(よし はじめて しょうず)」(葦が芽を吹き始める)とあります。野原に生えるヨモギの若葉が摘まれ、穀雨の終わりの八十八夜には、お茶の新芽が摘まれます。
  若葉や新芽には新しい命が詰まっているからでしょう、香りがよく、とても美味しいものが多いですね。蓬(ヨモギ)は餅草とも呼ばれるように、ゆでた蓬の葉をまぜて餅をつき、草餅にします。特に、新潟ではヨモギで作った「笹だんご」が有名で、新潟の餅米をヨモギ餅にして、あんこを詰めて、笹で包んで蒸したものです。

  おとうさん!笹だんごでお酒?「ヨモギ摘みの季節だ!笹だんごが旨いね。ヨモギ酒っていうから、ヨモギと酒が合うと・・、ササとだんごをもう一本~」「あなた、お酒は終わりですっ!ヨモギ酒はヨモギの根の薬用酒で、ぜんそくに効きます!」「ヨモギの根酒は咳に効くかあ・・、よもや寝酒は大関に菊正宗、とも聞こえる」「まったく・・」

  織田信長は、ヨモギから火薬を作ったといわれています。「黒色火薬」は、硝石と硫黄(いおう)、黒炭を原料にしますが、ヨモギを何度も醗酵させると純度の高い硝石が取り出せるそうで、これを黒色火薬の原料として使ったようです。
  ヨモギの名前の由来は、よく燃える草という意味の善燃草(よもぎ)という説がありますが、硝石の成分が含まれていたからでしょうか。お灸の艾(もぐさ)はヨモギの葉裏の毛を集めたものですが、これも燃え草(もえぐさ)からきているようです。
  ヨモギの株を干して風呂に入れて入浴すると、腰痛や痔にとても効くそうですよ。春の若葉や新芽には命をさえる力があるのでしょうね。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・・サム ヤマモト
[2014.04.25(Fri) 14:24] 未分類Trackback(0) | Comments(0)
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