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2014年04月10日 ()
  4月5日から二十四節気の清明です。桜の花が咲き誇り、万物が若返り、清らかで明るく生き生きとした美しい季節です。清明は清らかで生き生きとした様子を表す「清浄明潔」からきています。この清明の初候は「玄鳥至(げんちょういたる)」といい、南からツバメがやってくる時候となります。まさに春爛漫の季節となりました。
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  今日の水彩画は、「木もれびの森の枝垂れ桜」です。この枝垂れ桜はまだ樹齢も若く小さな木ながら、垂れ下がる枝先まで小さな花をいっぱいに付けて、滝桜となって美しく咲き乱れます。森の向こうから昇ってきた朝陽が、枝垂れ桜の木の上の方から花を照らしはじめ、やがて木の中央を照らすころには、花は薄紅色に染められ、長い振袖を振りながら春の舞を舞っている舞姫のような姿になります。

  桜には伝説などが語り継がれている木が多く、名前の由来などになっています。
  前橋の「夜泣き桜」と呼ばれる枝垂れ桜もそのひとつです。徳川家光の時代、前橋城主の酒井忠清は、遠乗りの途中に立ち寄った慈眼寺の境内で咲き誇る枝垂れ桜に見惚れます。あまりの見事さに、忠清は寺に申し付け、枝垂れ桜を自分の屋敷の庭に移し植えてしまいます。翌年の春、忠清は花を楽しみに待っていましたが、しかし、枝垂れ桜は花を一輪も咲かせないばかりか、葉もしおれ、幹も弱々しくなり、いまにも枯れそうになってしまいました。いろいろ手を尽しても、桜は弱るばかり。そんなある日、忠清の夢枕に美しい女性が現れ、「私は枝垂れ桜の精でございます。住みなれた寺が恋しくて泣いております。寺へ戻りとうございます。」と涙をこぼして訴えます。不思議な夢を見た忠清は、枝垂れ桜を慈眼寺に戻し植えました。すると、その日から桜の木は青々とした葉を広げ、翌春には、再び美しい花を咲かせました。人々はこの桜を「少将桜」、別名「夜泣き桜」と呼ぶようになったそうです。

  おとうさん、お花見ですか!「いいねえ~、枝垂れ桜の妖艶な姿を見ながら、日本酒を傾ける。優雅なひとときだね~。たおやかな芸子の舞を見ながらお座敷で呑んでいるようだなあ。それに、今夜あたり夢枕に・・ウッシッシッ!夜泣き桜だあ!」「あなた、どうかしましたか!涎が垂れていますよ!」「おっと、これじゃ よだれ桜だあ」

  枝垂れ桜は枝がやわらかく枝垂れる桜の総称で、エドヒガン系が多いといわれます。枝垂れ桜の枝は細く長い枝です。普通の樹木では、枝が伸びるにつれ元の方が太く成長し、枝を陽の光に向けて支えますが、枝垂れ桜の枝は細く長いため、支える力が弱く垂れ下がってしまいます。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに ・・・・・ サム ヤマモト
[2014.04.10(Thu) 19:52] 季節Trackback(0) | Comments(0)
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