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2014年04月01日 ()
 庭の椿が咲き誇っています。椿のほとんどはヤブツバキといわれ、ツバキ科ツバキ属で日本が原産地だそうです。1月から蕾が膨らみはじめ、3月が終わってもまだ咲いています。常緑の厚い葉の中に赤い八重の花が咲き、緑と赤は補色の関係にあるので、濃い緑の中に咲く鮮やかな赤の花はとても目立ちます。

 今日の水彩画は「庭の椿」です。庭に射しこむ朝陽を受けて、真紅の花とともに艶やかな緑の葉も輝きます。椿の葉は肉厚で、その表面は椿油を塗ったようにつやつやとひかり、葉の一枚一枚が自己主張しているようです。そんな葉をみているとひとつひとつをしっかりと描いてあげたくなり、葉っぱが主人公の絵になってしまいました。
14-04-01.jpg

 ツバキは古くから日本人に愛されてきており、古くは「万葉集」にも登場し、「続日本紀(しょくにほんぎ)」には8世紀に渤海特使に椿油を贈った記述があるそうです。江戸に幕府が開かれると、多くの神社仏閣や屋敷が建設され、それぞれに庭園も営まれツバキなどの植物が植栽されていきました。特に徳川秀忠は吹上御殿に花畑を作り、多くのツバキを含む名花を献上させ、これが江戸ツバキの発祥となったといわれています。ツバキの花は茶道でも大変珍重されており、冬場の炉の季節は茶席が椿一色となることから「茶花の女王」の異名を持つのだそうです。
 
 おとうさん!またお酒ですか?「いいね、春は!酒がうまいね。なにもないけど、ツバキの花を飾って、酒を呑む!風流だね、春は!これで、椿油で揚げた天ぷらでもあるといいのだが・・・」「あなた!ツマミはありませんよ!つばきでも呑みこんで肴にしてください!」「・・・うぅっ・・ゴクリ!」

 椿油はヤブツバキの種から絞った油です。和製オリーブオイルともいわれ、その使い道は広く、食用油、整髪料(化粧品)、薬品、石鹸などに使われています。古くは灯り油、日本刀の磨き油、戦時中は航空燃料にも使われたそうです。
ツバキの名前は、厚葉樹(アツバキ)や艶葉樹(ツヤバキ)からきたものといわれ、花からではなく厚くて艶のある葉っぱからきた名前のようです。「椿」の字は日本が独自にあてがったもののようで、中国で「椿」というと「香椿(チャンチン)」というセンダン科の植物の名前だそうです。
 「椿」の花言葉は、「気取らない美しさ」「理想の愛」「控えめな愛」だそうで、派手なツバキの花にしては意外な花言葉にも思えます。萼を残して花ごと落ちる散り方や寒い冬でも花をつけることから来ているのでしょうか?

 ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・・・サム ヤマモト
[2014.04.01(Tue) 14:29] 植物Trackback(0) | Comments(0)
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