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2014年03月11日 ()
 3月半ばというのに、この冬一番の寒波の来襲で寒い日が続いています。二十四節気の啓蟄も過ぎたのに、これでは虫も這いだせません。そんな寒さの中でも梅の花だけは「春告げ草」の名にふさわしく花を咲かせています。梅の花は一節につき一個の花しかつけないため、桜のような派手さはないものの、まばらに咲く花は上品さを漂わせています。ちなみに、梅の花の花言葉は「高潔、上品、忍耐」だそうです。
 
 この寒さが今シーズン最後のチャンスとばかりに、スキーと温泉で遊んでいたためブログの更新が遅れてしまいました。
 今日の水彩画は「朝陽の中で輝く白梅」です。木もれびの森のはずれにある梅の木の花が、森の中の春一番乗りの花となりました。梅の木の細かな枝の間から射しこむ朝陽が眩しく輝き、梅の花を白く浮き上がらせます。まばらに咲く花の一つひとつがそれぞれに個性を強調するかのように、美しく花を開かせています。
14-03-11.jpg

 花見と言えば「桜」ですが、奈良時代以前は花といえば「梅」でした。お雛様でも飾ったように、御所の紫宸殿(ししんでん)の左近の桜と右近の橘も、最初は桜ではなく梅でした。言い伝えでは、村上天皇の時に、火災で梅の木が倒れ、紀貫之の娘の梅を献上させたところ、娘が「勅なれば いともかしこし 鶯の 宿はと問わば いかが答えん」(天皇のご命令ですので、この梅の木を差し上げます。しかし、この木に来るうぐいすに、自分の宿はどうなったのかと聞かれたら、どう答えればいいのでしょうか)と梅との別れを歌にしました。この歌に心をうたれた天皇は、梅を娘に返し、桜に植え替えたということです。頭のいい娘さんですね。

 おとうさん、奥さんの手料理で晩酌ですか?「うまいね!いい酒は。それにこの肴の味付けもいい塩梅(あんばい)だねえ~。おまえさんも黙って呑んでいないで、料理をほめるの!人間ほめられて悪い気がしないものよ!ほめて、ほら うんめい(梅)とほめるの!」「あなた、やたらに褒めてもダメです!誰?その人“サクラ”じゃないの」「・・・・・これが梅と桜の 両手に花 ってやつだな、ウム・・・・・」
 
 松竹梅というと梅はランクが下に思われますが、もとは「歳寒三友(さいかんさんゆう)」からきたもので、「松」は厳冬にも緑を保ち忍耐強く真心を尽くす人、「竹」は節を持ち真っ直ぐで正直な人。「梅」は厳冬に咲く事から激しい状況でも笑顔を絶やさない人。松竹梅とは友としてふさわしいこれらの人のことをいったものなのです。
この寒さも明日からは緩み、いい塩梅に、春らしい暖かさが訪れるようです。

 3月14日(金)~17日(月)に相模原市民ギャラリー第一展示室(JR相模原駅ビル・セレオ相模原4f)にて個展を開催します。時間は10時~19時(初日は12時から、最終日は16時まで)です。お近くの方はお立ち寄りください。入場無料です。

 ではまた次回の水彩画をお楽しみに・・・・・ サム ヤマモト
[2014.03.11(Tue) 13:29] 植物Trackback(0) | Comments(0)
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