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2014年02月27日 ()
  記録的な大雪のあと厳しい寒さが続いていましたが、それでも3月が近づくと気温が上り、今日は春の雨が降っています。七十二候の雨水の末候は「草木萠動(そうもく めばえ いずる)」つまり 草木が芽吹き始める 時期とされています。

  今日の水彩画は、「木もれびの森の春の兆し」です。大雪のあと、白一色に覆われていた木もれびの森も、陽射しを浴びて雪が解け始め、地肌が見えてきました。ミズキの根元の雪も融け、つる草や枯葉、枯れ枝が顔を覗かせます。越年したつる草の葉の緑が春を思わせ、膨らんできた木の芽が春を待ちわびています。融けた雪は養分豊かな水となって、春の芽吹きを待つ草木の種や根に浸み込んでいきます。
14-02-27.jpg

  土のなかで春を待ちわびている植物の種は硬い皮に覆われて、休眠状態にあります。冬に耐え春に芽を出す種は、低温状態が一定期間過ぎると冬眠が醒めるトリガーが働くそうです。冬眠から醒めた種の中では、胚の両端の組織が細胞分裂をはじめます。胚の先の方は葉になる部分で、反対側の端は根になる部分です。種から飛び出した芽と根は土の壁と戦いながら、伸びていきます。芽のほうは、葉となる部分を守るために茎をU字に曲げて(強度向上)土を押しのけて伸びていき、根の部分は根の先端部の根冠を脱落させながら、同時に摩擦を減らす潤滑液を出して土の中を伸びていきます。

  おとうさん、雪解けの春です!「いい天気だ、このぽかぽか陽気で雪が融けたら、萌えの季節だな。芽が出る季節っていうのはいいものだ~」「あなたは、とうとう芽が出ませんでしたね~。」「なにっ!俺だって立派にやってきたぞ!・・・」「いいえ、あなたは“酒には目が無い”だとか“この肴には目が無い”とかばかりだったじゃありませんか!ですから、芽が出ないのではなく、目が無いのです、芽が出る芽が無いのですよ!」「そういわれると、納得ってことに・・・でも・・なにか違うなあ~。」

  種が発芽する際には、炭水化物、脂肪、タンパク質を含む貯蔵組織が変化して発芽を助けます。脂質や炭水化物は分解され組織作りに使われ、タンパク質も必要な各種酵素に再合成されます。ビールの麦芽はこの酵素を利用したものです。さらに大きな変化はビタミンCが急増することです。長い航海や潜水艦などで、「もやし」が重宝されたのは、ビタミンC供給源として使われたためなのです。 
 発芽の際の驚きの仕組みと変化は、進化の過程で植物自身が身に付けたものなのでしょう。人間は植物から学び、さまざまなことに利用し、芽を出しているのですね。

  では、また次回の水彩画をおたのしみに・・・・・サム ヤマモト
[2014.02.27(Thu) 15:38] 植物Trackback(0) | Comments(0)
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