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2014年01月19日 ()
 一月二十日は二十四節気の大寒です。一年の中で最も寒い時期で、暦便覧では「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」としています。寒中とは小寒から立春までをいい、大寒はその中日です。この一番寒い時期を耐えると立春となり春が近づいてきます。この時期に汲んだ水は「寒の水」といい、水の中の雑菌が少なくなることから、味噌や酒、醤油などを作るときに使われました。

 今日の水彩画は「冬の森の夜明け」です。霜柱を踏みしめる音を響かせながら木こもれびの森を歩いていると、雑木林の向こうに陽が昇り始め、冬枯れの木々を赤く染めていきます。まだ薄暗い森のなかに影絵のように草木が浮かび上がり、木々たちは裸の枝を伸ばし、昇ってくる朝陽に手をかざしているようです。
14-01-15.jpg

 今年の美術館めぐりは、シャヴァンヌ展で幕をあけました。新春らしく「アルカディア(理想郷)」を見に行ったというわけです。ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ(1824~1898)は、19世紀最大の壁画家、フランス象徴主義絵画の先駆的画家といわれる巨匠で、日本では「貧しき漁夫」(オルセー美術館)の絵でよく知られています。
 現在のパリの街並みは、19世紀にナポレオン三世による大改造によって整備されました。狭い道や雑然とした家屋は取り壊わされ放射状に大通りを作り、多くの建物が改修・建築されましたが、これらの建物の内部には大きな壁画が描かれました。
 シャヴァンヌは、パンテオン、市庁舎、美術館、公立図書館、ロンシャン宮、教会、個人邸宅に至るまで、数多くの壁画を手掛ました。公共の場を飾る大壁画にシャヴァンヌが描いたのは、静かで平和な自然と調和したアルカディア(理想郷)でした。
 展覧会に展示されているのは、もちろん実物の大壁画ではなく、壁画が完成したのちに描かれた縮小版の絵や、習作、下絵スケッチなどです。平面的で落ち着いた色調で描かれた絵は、派手ではなく優雅で神秘性をも秘めています。これらを眺めていると、安らぎと安心感で体が満たされ、気持ちが落ち着いてくるのを感じます。

 おとうさん、寒いですね!「大寒だ、寒いねぇ!こういう日は、熱燗で一杯いきたいね!熱い徳利を指先でつまんで、あちちっ!と酒を注いでキューと呑むと、熱い酒がのどを通って腹を温める、いいねぇ」「あなた、ぶつぶついいながら何をやっているの?」「いや、熱燗で・・」「お酒はありません!水でも飲んでくださいな!寒の水は体にいいと・・」「燗酒ではなく寒の水か~冷たさが腹に沁みるねぇ、ぶるっ寒い!」

 「大寒たまご」というのがあるそうです。大寒の日に生まれた卵は滋養に富み体にいいそうですよ。風邪などひかぬよう玉子酒で温まるのもいいですね。 
 では次回の水彩画をお楽しみに・・・・・ サム ヤマモト
[2014.01.19(Sun) 12:04] 季節Trackback(0) | Comments(0)
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