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2014年01月07日 ()
 今年も正月の3日に、初日の出と墓参りを兼ねて、三浦半島の先端へと出かけました。1月元旦に行うのが本来ですが、混雑するのとお屠蘇を呑みたいがため毎年3日ごろになってしまいます。ご先祖様申し訳ありません。例年は、お墓のある津久井浜で初日を迎えますが、今年は荒波が打ち寄せる海岸の初日を拝みたいと荒崎海岸に出かけましたが、海は朝凪、小波が打ち寄せるばかりの初日の海でした。

 という訳で、今日の水彩画は「初日に光る波濤」です。波濤というよりは波頭といった小さな波ですが、それでも磯に近づくと波が盛り上がり岩礁に当たって弾けます。海を染める初日が波頭としぶきを金色に輝かせます。繰り返し打ち寄せる波を見ていると、現在・過去・未来を見ている気がします。波が盛り上がり砕ける瞬間は一瞬に過ぎ去る現在、その以前に打ち寄せた波が砕け白い泡が漂う浜は過去、沖に小さく盛り上がる次の波は未来、そして足元のゴツゴツとした岩は数千年もの間波によって浸食された遠い過去を物語ります。刻々と明るさを増す太陽と絶え間なく打ち寄せる波を見ながら、正月らしい清々しい気分に浸りました。それにしても寒かった!
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 初日の出は、一年の最初の夜明けをおめでたいこととしてお参りします。元は天皇の元旦の儀式だったものが、明治以降に庶民の間に広まったものといわれています。凛とした寒さの中、海の彼方から空を緋に染めて昇ってくる太陽を見ていると、思わず手を合わせたくなります。太陽神を崇拝していなくても、暗闇の夜を引きあけるように昇ってくる陽の光が顔に当たり温もりを感じた時、全ての命を育む陽の光に向かって「ありがたや!陽の光は偉大なり」と拝んでしまいます。

 おとうさん!お墓参りですか?「正月は初詣といって神社やお寺にお参りするものよ。もともと正月っていうのは、ご先祖様と歳神様をお迎えして一年の無事、豊作を願う行事だ。だから、神様と先祖様にお参りするものよ。」きょうはまじめ!お酒も入っていなくて!「この寒いのに酒も呑まずにお参りだ!ご利益があるっていうものだな!」「あなた!いつものように縁起物の達磨を買ってくださいな!」「はい、うちの神さんには 手も足も出せないって いうことですかねぇ・・・」「あなたはお酒に目が無い!」

 「門松や 冥土の旅の 一里塚 めでたくもあり めでたくもなし」とは、一休禅師が詠んだ歌です。正月になったからめでたいのではなく、正月にこの一年を前向きに生きると決意するから、めでたいのだと思います。生きるということは長さの問題ではなく、深さが大切だといっているのでしょう。

 さて、次回の水彩画をお楽しみに・・・・・サム ヤマモト
[2014.01.07(Tue) 10:50] 季節Trackback(0) | Comments(0)
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