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2013年11月19日 ()
 二十四節気では11月22日は小雪(しょうせつ)です。北国や日本海側から雪の便りが届いていますが、雪の量はまださほど多くなく、まさに小雪(こゆき)といったところでしょうか。段々と冷え込みが厳しくなり、紅葉が散り始め、冬備えをしっかりとしておく時期です。関東の平野部でもイロハモミジが鮮やかに色づいてきました。
 今日の水彩画は、「秋の朝霧に浮かぶイタヤカエデ」です。鮮やかな黄色に色づいたイタヤカエデが、差し込む薄日に照らされ霧の中に浮かびあがります。秋も深まり、里山の朝は冷え込んできました。霧は下の谷から昇ってきた朝の川霧でしょうか。
13-11-18.jpg

 イロハモミジはカエデ科の木で、紅葉の代表格です。「イロハ」とは葉の出っ張りを「イロハニ・・」と数えたことから名が付いたそうです。カエデ科の葉はみな手のひらのような形ですが、カエルの手に似ているのでカエデと呼ばれるようになったようです。
 今日の水彩画に登場するイタヤカエデは、日本のカエデのなかでは一番甘い樹液を出す木として知られていて、香料にも使われているようです。カエデの樹液にはショ糖、果糖、ブドウ糖の他カリウムやカルシウムなどが含まれていて、疲労回復に効き、古来よりマタギの間では長寿の妙薬として珍重されたそうです。
 イタヤカエデの木材は非常に硬く、強度があり、ギターやピアノの材料として利用されています。イタヤカエデ(板屋楓)の名は、葉が良く茂り、板でふいた屋根のように雨が漏らないことから付けられた名前のようです。

 「あなた!何んですか?楓、小雪、いろは?呑み屋の名前?それとも、女性の名前ですか?あなた!」 「ちっ、ちがいますよ!秋の紅葉の話です!かわいい手をモミジのよう、っていうだろう、その紅葉の話だよ。枯れて落ち葉になっても、モミジはモミジだ。」 「なんですって!あたしは枯れた落ち葉ですってえ~キーィ!」 「痛た~、ぶつんじゃないよ。これじゃ、イタヤカエデどころじゃなく、痛いやかえるで!もう~」

 同じカエデ科の木にメグスリノキがあります。この木の皮には眼病予防・視神経活性化・肝機能の改善に効果のある成分が含まれているそうです。司馬遼太郎の小説「播磨灘物語」の中に、「黒田如水の祖父はメグスリノキから目薬を作り、財をなした」とありますから、ずいぶん古くから目薬として使われていたようです。

 ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・・サム ヤマモト

 今年も個展を開くことにいたしました。日時は12月7日(土)~8日(日)にグランドプリンスホテル高輪(JR品川駅高輪口から徒歩8分)2F「撫子」にて開催します。無料ですので、お気軽にお立ち寄りいただき、心和む原画をゆっくりとご覧ください。
[2013.11.19(Tue) 09:12] 植物Trackback(0) | Comments(0)
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