TOP > 彼岸花と里芋
 ← 寒露 | TOP | 雑草の物語

リストマーク 彼岸花と里芋 

2013年09月23日 ()
 秋ですね、お彼岸です。お天気も穏やかだったので、101歳になった母親を車椅子で連れ出してお墓参りに行ってきました。お墓の近くには彼岸花が咲いていました。「木もれびの森」でも、夏草の間から花径を伸ばした彼岸花が咲き始めました。
 今日の水彩画は、「木もれびの森のイヌシデの老木」です。イヌシデの木を下から見上げると、刻み込まれた白い筋と深いしわ、祠のヘコミが長い歳月を感じさせます。朝陽が頂上の葉を明るく輝かせ、朝露が幹を青く濡らしています。秋がさらに深まると、葉を黄色に美しく衣替えをするイヌシデです。
13-09-22.jpg

 さて、お彼岸の頃に咲くことから名付けられた彼岸花は、稲作と共に中国から伝わったそうです。有毒な彼岸花ですが、土に穴を掘る小動物から作物を守るために、また飢饉などいざという時に食料とするために、畔や土手に植えられたと考えられています。彼岸花の鱗茎(球根)の毒は水溶性なので、長い時間水でさらすと食べられるのです。鱗茎は、石蒜(せきさん)という生薬として利尿や去痰に効果があるとされています。最近では、彼岸花の毒物の一つガランタミンが認知症の治療薬として使われているそうです。まさに、薬と毒は紙一重ですね。

 おとうさん!またお酒を呑んで、いいのですか?「いいにきまってらあ!今日9月19日(旧暦8月15日)は中秋の名月。里芋とススキ、それにお神酒(おみき)をお月さんに供える!お神酒の毒見だよ!月見酒だね・・・・うぃっつ!おお~い・・・お神酒のおかわり!もう彼岸の入り、お酒のおかわりは俺の悲願だな!なんちゃって!」 「いいかげんにしてください!彼岸花の球根でも毒見してみますか?」 「ひぃ~いっいりません!もうこれだけで満月です。はい!」

 お月見に里芋を供える地方が多いようです。秋の収穫に感謝する意味もあるのでしようか。太古から東南アジアで重要な食料となってきたタロイモ類のうち、最も北の地方で栽培されるのが里芋だそうです。日本には縄文時代に伝わり、山に自生していたヤマイモに対し、里で採れることから里芋という名が付いたとされています。里芋のぬるぬるの成分に含まれるガラクタンは、脳細胞を活性化させ、認知症や老化防止に効果があるといわれます。ガラクタンとガランタミン、似ていますね。

 里芋は、タロイモ類のことを英名でElephant Ear(象の耳)ともいうくらい大きな葉をつけます。一方、彼岸花は花と葉は別々で、花の咲く時は葉がありません。このことから、彼岸花を相思華(葉は花を思い、花は葉を思う)と呼ぶこともあるそうです。

 では、また次回の水彩画をお楽しみに・・・・・サム ヤマモト
[2013.09.23(Mon) 11:27] 植物Trackback(0) | Comments(0)
↑TOPへ


 ← 寒露 | TOP | 雑草の物語

COMMENT

COMMENT POST















管理者にだけ表示

Trackback

この記事のURL:
http://samwatercolor.blog.fc2.com/tb.php/62-b4e28034
 ← 寒露 | TOP | 雑草の物語

カウンター

カレンダー

プロフィール

最新記事

最新コメント

カテゴリ

月別アーカイブ

検索フォーム

リンク

QRコード