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2013年09月16日 ()
 9月に入り、朝晩が肌寒いくらいに涼しくなりました。涼しい早朝は畑仕事に最適で、先日も、雑草を刈り取りながら芋堀をしてきました。雑草の生命力は凄まじく、中でも人の背丈を超える高さまで伸びた太い雑草は、しっかりと根を張っていてなかなか抜けません。この草の頂上に黄色い花が咲いたので、憎き雑草ながら美しい花だと図鑑で調べると、「キクイモ(菊芋)」であることがわかりました。
 今日の水彩画は、「夏の終わりのクヌギ林」です。夏の盛りには、虫捕りの子供たちの声が響き渡っていた「木もれびの森」のクヌギ林も、9月にはいると静けさが戻ってきます。すっかり遅くなった朝陽が、くぬぎ林の夏草や切られた丸太を照らし、クワガタやカブトムシの住処を温めています。
13-09-12.jpg

 「木もれびの森」の夏草の中でも、ひときわ背が高く、細かな白い花をつけた雑草が目立ちます。最初は「オミナエシ(女郎花)」と思いましたが花が黄色ではなく、図鑑のお出ましで「オトコエシ(男郎花)」であることがわかりました。オミナエシは秋の七草のひとつで、万葉の頃から歌に詠まれ古くから親しまれていますが、「オトコエシ(男郎花」はなじみが薄く、同じオミナエシ科の草花としては影が薄い存在です。
 名前の由来は、「昔、飢饉の時、山に行く夫に白飯を持たせ、妻は黄色い粟(あわ)飯で辛抱していた。夫が山に行くと白飯のような花と粟飯のような花に出会い、男飯(オトコメシ)・オトコエシ、女飯(オミナメシ)・オミナエシとなった。」 とのことでした。

 おとうさん、感心した様子で?「う~ん、昔の女性はいいね。旦那に白米、自分は粟で我慢かあ・・。比較はしたくねえが、うちのかみさんとは・・・」「あなた!白米などの炭水化物を控えていだきます!そのお腹をなんとかしてくださいな!」「といって、自分は好きなものを・・ 」「なんですってあなた!あなたの健康を考えているのですよ!」「あわわ、はい分かりました!」やはり、おとうさんが「あわあわ(粟)」メシでしたか。

 さて菊芋と呼ばれる雑草ですが、北アメリカを原産とするキク科の植物で、江戸末期に伝来し、戦争中には食用として栽培されていましたが、野生化し雑草となったようです。繁殖力がつよく、農作物などを駆逐してしまう恐れがあり、強害雑草といわれ要注意外来生物に指定されているそうです。でも最近、芋に含まれるイヌリンという食物繊維が血糖値を下げるなどの効果があると注目されているそうです。雑草だと思っていた菊芋が「よく効く芋」になるのですから、わからないものです。
 さまざまな雑草たちは、それぞれの物語を持っているようです。雑草に学ぶことが多いこの頃です。

 では、また次回の水彩画をお楽しみに・・・・・・ サム ヤマモト
[2013.09.16(Mon) 13:34] 植物Trackback(0) | Comments(0)
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