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2013年07月31日 ()
 7月も終わり、8月に入ると早くも立秋となります。今年の7月は、前半は猛暑が続き、後半は大雨でした。各地で記録的な大雨となり、洪水やがけ崩れの被害が出たところもありました。地球上の水の総量の97.5%は海水(塩水)といわれるなかで、雨水は天から降ってくるありがたい真水なのですが、多すぎても困りますね。
 今日の水彩画は、涼しさを感じる渓谷の風景「夏の道志川」です。深い谷を流れる水は、大きな岩に流れを遮られるたびに小さな滝をつくり、滝から流れ落ちたさきの小さな淀みでひと休みです。降りそそぐ夏の日が、子供達や小魚の水遊びのために冷たい水を温めています。大きな岩石が個性的な表情で流れに寝そべっています。
13-07-30.jpg

 生命にとって欠かすことのできない淡水ですが、地球上では水の総量の0.01%が川、池や湖に液体として存在しているにすぎません。しかし、毎年40兆トンの海水が太陽に暖められ蒸発して雲を作り、雨や雪となって陸地に降りそそぎ、また、陸から蒸発した75兆トンの水が蒸発して雲となり、もう一度雨や雪として地上に戻ってきます。この水の循環によって、地球上の生き物が生きているといえます。

 おとうさん、暑いからといって、そんなにビールばかり飲んでいては・・・「暑いから水分補給だよ!人間の体の70%は水で、木や草なんぞは70~90%が水なのだそうだ。命の水だよ、お酒は!」おとうさん、ビールは利尿作用があるから、体から水分が抜けていきますよ。呑んだお酒の倍の量の水を飲まなくては水分補給にならないといわれていますよ!「それじゃ、酒が薄くなっちまう・・・・そんなことより、暑いからひと雨ほしいね、龍神様に雨乞いだな・・・・」。あなた!いつまで呑んでいるのですか! 「ひゃ~!うちの雷神のお出ましじゃ、逃げろっ!」

 今日の水彩画に出てくる道志川は、横浜市の水道の水源でもあります。山梨県道志村は降雨量が多く、豊かな森林に育まれたその水質は極めて良好で、横浜に寄港する世界の船乗りたちに「赤道を超えても腐らない水」と賞賛されました。
 明治30年に道志川から取水を始めた横浜は、大正5年に「水道の源泉を守る100年の体系を樹立する」として、山林約2,800ヘクタールの道志水源涵養林を取得し、道志村の人々の協力を得て、まさに百年の間、森林の保護・育成に努めてきました。
 水源涵養林の育成は、限りある水資源を最大限かつ効率的に活用する上で、最も自然の摂取にかなった方法とされ、生き物にとっても非常に重要なことといわれています。樹木の生育は数十年が1サイクル、長い年月とたくさんの人々の地味な努力が、横浜の水を、そして森に生きる生き物の命を守ってきたのです。

 では、また次回の水彩画をお楽しみに・・・・・サム ヤマモト
[2013.07.31(Wed) 14:10] 自然環境Trackback(0) | Comments(0)
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