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2013年07月05日 ()
 「木もれびの森」が夏草に覆われています。相変わらずドクダミが勢力を維持していますが、イタドリやヤブマオ、カラムシなどの大きな葉もわがもの顔で生い茂っています。陽が当たると、草いきれと湿気が森を満たし、息苦しくなるような気がします。
 今日の水彩画は「夏草に覆われた木もれびの森」です。朝とはいえ、強い夏の陽射しが森に差し込み、夏草に容赦なく陽の光を浴びせます。眩しさに耐えかねて、雑草たちは木陰に逃げるように風に葉を揺らします。
13-07-03.jpg

 夏草と言えば、松尾芭蕉の「夏草や兵どもが夢の跡」の句を思い浮かべます。芭蕉は平泉の高館(たかだち)に立ち、源義経とその郎党たちが戦い命尽きたさまを頭に思い浮かべ、この句を詠んだといわれています。高館に芭蕉が登ったのは、新暦6月の終わり頃ですから、梅雨時でもあり、あたり一面夏草が生い茂っていたことでしょう。
 司馬遼太郎の「夏草の賦(なつくさのふ)」という歴史小説があります。昭和48年頃文芸春秋から刊行された本をまだ持っていますが、戦国時代の四国の大名であった長宗我部元親を主人公にした小説です。四国の覇者となりながら、天下取りの野望空しく、秀吉や家康に屈した長宗我部親子二代の武士(もののふ)の無念さを描いたものです。この小説の題名は、芭蕉の「夏草や兵どもが夢の跡」の句からとったものだと勝手に思っていましたが、違うのでしょうか。

 おや、おとうさん!つらそうですね!「かみさんに誘われて畑の草取りをしたら、イテテッツ!腰が痛くて、痛くて・・・」 慣れないことをするから!でも草取りは腰をかがめて手で一本一本取っていく、つらい作業ですよね。「梅雨時は、放置するとたちまち雑草で畑が覆われ、どれが作物なのか分からなくなってしまう。オヒシバ(雄日芝)、スベリヒユ(滑り莧)、アカザなどがしっかりと根を張り、取るのが大変!」 雑草はつよいですからね。でも、苦労して育てた野菜の味はまた格別ですよね。「そう、無農薬栽培だから、虫食いになるけど旨いね。でも、かみさんにいわせると、“あなたは何もしないで取れた野菜を食べるだけ!青虫と同じ!無能役栽培ね!”だとさ・・・・」 でも青虫だって、やがては立派なモンシロチョウになりますよ。「蝶ね!夜の蝶がいいねえ・・・」 おとうさん・・何を考えて・・あぁ・・・何もナス・・・。

 野草や雑草のなかには、毒草もありますが、食べられるものもたくさんあります。古来、飢饉などで食べるものが無くなると、野に生えている草を試しながら食べていたのでしょう。スベリヒユ(滑り莧)の赤い茎は、茹でて干すと保存食になるそうです。茹でると滑ることから、この名が付いたようです。

 ではまた次回の水彩画をお楽しみに・・・・サム ヤマモト
[2013.07.05(Fri) 13:33] 自然風景Trackback(0) | Comments(0)
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