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2013年06月14日 ()
 台風が雨を手土産にやってきて、やっと梅雨らしい気候になってきました。「木もれびの森」の雑草は、一面ドクダミの白い花に占拠されています。それでも、他の雑草たちは、ドクダミの隙間に控えめに花を咲かせています。その中に、キツリフネソウの黄色い花を見つけました。図鑑によると山地の渓流などに生える一年草で、雑木林に生えているのはとても珍しいらしく、毎朝この花に会うのが楽しみになりました。
 今日の水彩画は、梅雨時の「雨上がりの渓谷」の風景です。残念ながら雨ではなく、朝露に濡れた道志の谷ですが・・・。緑一色に包みこまれた深い渓谷に、ようやく朝陽が入り込み、渓流の水面をコバルトグリーンに染め、輝かせます。
13-06-13.jpg

 名前の由来にもなっていますが、キツリフネソウ(黄釣船草)の花は、帆掛け船を吊り下げたような独特の形をしています。花の長さは3~4cm、3枚の花弁が開いている後ろ側に距(きょ)が細長く突き出ています。距(きょ)はランやスミレなどにも見られる突起で、花の蜜を入れる袋になっています。ツリフネソウの距は、カタツムリのように渦を巻いますが、キツリフネソウの距は短くネズミの尾のようです。
 独特の形をしたこの花の距は、長い口吻を持った昆虫に自分たちだけの花粉を運ばせる花の戦略です。ホシホウジャク(スズメガ)やナガハナバチなど長い口吻をもった虫が、ツリフネソウの花の中に頭を突っ込んで蜜を吸うと、虫の背中に花粉が付き、それを運んで受粉を助けているようです。ところが、口の短いハチが、外側から距を破って蜜を盗み取ることがあるそうです。ハチにとってみれば、そこに美味しい蜜があるのに取るに取れない、「ええい、破って吸ってしまえ!」となるのでしょう。ちなみにツリフネソウの花言葉は・・「じれったい」です。蜜盗人ハチの気持ちでしょうか?

 おとうさん、ドクダミの花を見て・・・・「美しい花には毒があるってね。おれもいろいろ経験したなあ・・・。」 そうですね、美しい女性には振られてばかり。「違う、野草の話!」そうですか?ついこないだも、美人の女将に言い寄っていましたっけ・・。「しーっ!声が大きい!」 そういえば奥様が「野草のチョウセンアサガオには毒があるのよねえ・・」って、摘んでいましたよ。「ゾーッ!」。でも、おとうさん!ドクダミは毒や痛みに効きますよ!毒痛み(ドクダミ)と名が付いたくらいですから。ドクダミは漢方名を「十薬」といい、煎じて飲むと、便秘症、風邪、蓄膿症、耳鳴り、胸の痛み、のぼせ、胃酸過多、高血圧、動脈硬化、冷え性などなど多くの効能がありますよ。

 毎朝、楽しみにしていたキツリフネソウの花でしたが、誰かが摘み取っていて、根元から無くなっていました。花盗人?・・。種が出来れば、来年も咲いたのに・・・。

 では、また次回の水彩画をお楽しみに・・・・・サム ヤマモト
[2013.06.14(Fri) 13:06] 植物Trackback(0) | Comments(0)
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