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2013年06月07日 ()
 六月に入りました。梅雨入り宣言後は晴れの日ばかり、畑の作物が雨を待ち望んでいます。六月五日は二十四節気の芒種(ぼうしゅ)です。イネやムギなどの芒(のぎ)のある作物の種を蒔く時期をいいますが、実際の種まきはもっと早く、田植えも済み梅雨の雨で稲が育つ時候です。なのに、なかなか雨が降りません。
 今日の水彩画は、「朝陽が射し込む梅雨の森」の風景です。梅雨の合間の束の間の晴れ、と言いたいのですが晴ればかりです。それでも、朝の森の陽はもう夏の陽射しです。木々の葉の間から眩しく強い日差しが射し込んで、森を目覚めさせます。
13-06-06.jpg

 先月、ミュシャ展を見てきました。「アール・ヌーヴォー」の巨匠、偉大なポスター作家ミュシャ(1860~1939)の作品展です。女性に人気があるらしく、展覧会会場は女性ばかり、混雑したエレベータに乗ると、男性は私一人だけでした。
 「ミュシャ様式」と呼ばれた、豊かな長い髪をなびかせた優美な女性に、花の装飾モチーフを円形に配置したポスターや装飾パネル画は本当に美しく、とても100年前とは思えないほど現代的で斬新な構図の絵ばかりでした。ミュシャの描く女性は、どれも、とても美しく愛らしく、おもわず見とれてしまいます。花の描写も、デフォルメされた同じ形の花を並べるのではなく、さまざまな角度からみた花を細部に描き込んでいて、女性や自然に対する観察力と描写力がすばらしく、学ぶところ大でした。
 ミュシャが求めていたものは、「芸術のための芸術」ではなく、普遍的な美を表現することであり、その「美」で大衆の生活の質をより豊かにすることでした。高価な美術品は貴族や富裕階級のものでしたが、カラーリトグラフ(石版画)で大量生産されたミュシャのパネル画は安価で、庶民の居間にも「美」をもたらすことができました。

 おとうさん、考え込んでいますね!どうしました?「うむ・・・普遍的な美ねえ? たしかにミュシャの描く女性は美しいけれど、理想化されて個々の表情が乏しいのでは?」 いやいや、それぞれ個性的で、異なった性格を持っているかのような生き生きとした女性たちが登場します。しかも、それぞれに美しく愛らしい中に、女性の普遍的な美しさが描かれていて・・・「ふむ・・うちのかみさんも描きなおせるといいのだが・・」 おっと!突然のあぶない発言ですね。聞かなかったことに・・・。

 チェコ人のミュシャは、画業を通して祖国のために働くことが夢でした。50歳で祖国に戻った彼は、巨大な20点の油彩連作「スラヴ叙事詩」の制作に取り組みます。チェコ人とスラヴの同胞たちの共通の栄光と悲哀の歴史を描くことにより、民族の統一と独立への力を生み出し、究極的には人類の平和に貢献しようとしました。
 サム ヤマモトの水彩画も、見る人に「癒しと安らぎ」を与えることで役に立つといいのですが・・・・・・ではまた次回の水彩画をお楽しみに・・サム ヤマモト
[2013.06.07(Fri) 11:03] 季節Trackback(0) | Comments(0)
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