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2013年04月22日 ()
 桜が散ると、「木もれびの森」はあっという間に新緑に包まれます。またアカゲラでも見えないかと上を見上げながら歩いていると、木々の枝いっぱいに若葉が生え、空をリーフグリーン色に覆っています。
 今日の水彩画は、空いっぱいに広がるイヌシデの若葉を描きました。木の下に入り込んで上を覗くと、朝陽が木の頂に当てっていて、芽吹いて間もない若葉を照らし、薄黄緑の葉が重なって美しい斑模様を描き出しています。厳しい冬を乗り越えて、待ちに待った春がやってきて、やっと芽吹いた新しい命、この美しく光り輝く若葉のひと葉ひと葉に宿る命を描いてみたかったのです。
13-04-21.jpg

 新緑は紅葉と異なり、その年の気候などに左右されず、毎年美しい若葉色で森や林を飾ってくれます。木々の若葉は初々しくつやつやと輝き本当に美しいものです。新緑の色は葉の中の葉緑素の色ですが、絵の具の緑色はサップグリーンが鮮やかできれいです。この緑色は、昔はクロウメモドキの熟した実から作られていました。
 「みどり」というのはもともと色の名前ではなかったようです。緑という言葉が使われるようになったのは平安時代だそうですが、このころは「みずみずしさ」「生まれたての若々しさ」を表す言葉で、それが転じて新芽の色を示すようになり、「みどり」が色を表す言葉になりました。英語のグリーン(green)も草(grass)や育つ(grow)と語源が同じといわれ、人間の若葉に対する感性が同じだということなのでしょう。

 おとうさん!ご機嫌ですね。横丁の飲み屋で一杯・・・「いいね!あそこの女将!黒髪をきりりとアップにして、うなじが綺麗!」 緑の黒髪っていうやつですね。「なんで黒髪が緑なのだ?」絡んできますね。緑はもともと色の名前じゃなく、つやつやとした美しい黒髪」という意味です。ですから、赤ちゃんのことを嬰児(みどりご)と言うじゃありませんか。「なに?赤が緑だと。いったい何色なのだ!」まあまあ。ですから「緑」は活き活きとした生命感や生まれたばかりのピチピチとした様子を表しているのです。「ピチピチはいいね!」・・・・?緑という色の名前が無かった昔は、緑は「アヲ」でした。「青々とした葉」「青野菜」「青信号」は緑を表すもので昔の名残ですね。「なに!青は緑だと?いったい何を言っているのだ。おいっ!」・・いろいろ難しい・・色の話は・・・・

 「木もれびの森」のイヌシデ、里山だったころには炭焼きの木として植えられたものだったのでしょう。イヌシデの名前は、花穂の垂れ下がる様子がしめ縄などに垂らす紙垂(シデ)に似ていることからつけられたといわれています。イヌシデは、美しい森の聖域を示しているのかもしれません。

 ではまた次回の水彩画をお楽しみに・・・・・・サム ヤマモト
[2013.04.22(Mon) 11:52] 自然風景Trackback(0) | Comments(0)
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