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2013年04月05日 ()
 河津桜、山桜とサクラの絵が続いていますが、サクラといえばソメイヨシノを描かずに桜のうんちくを語れませんよね。「うちの桜の絵を描いて!」と頼まれ、館林の知り合いの工場に咲く桜を見せていただきました。ソメイヨシノの満開は短くパッと咲いてすぐに散ってしまいますから、「満開!」の時に間髪を入れずに行く必要があります。
 今日の水彩画は、この館林のソメイヨシノです。ソメイヨシノはひとつの花柄からたくさんの花が咲くので、花が放射状に丸く広がり花のボールのようで派手です。花曇りの薄日が差し、満開のソメイヨシノが白く輝きます。
13-04-04.jpg

 ソメイヨシノは、オオシマザクラとエドヒガンの雑種として、江戸末期に江戸の染井村(東京都豊島区駒込)に集落を作っていた造園師や植木職人達によって育成されたといわれ、名前も染井村と桜の名所奈良の吉野を合わせて命名されたそうです。
 ソメイヨシノは種では増えず、すべて接ぎ木などで増やしたものが植えられていきました。葉より先に花が咲き華やかであることや若木から花が咲くことが好まれ、戦後に爆発的な勢いで植樹されたこともあって、現在桜の70%以上はソメイヨシノといわれる日本の代表的な桜となりました。
 すべてのソメイヨシノは元をたどれば数本の原木につながるといわれ、すべてがクローンだといえます。だから、同じ環境にあるソメイヨシノは同時に咲き同時に散ります。数百本ものソメイヨシノが同時に満開になるようすは、本当に見事なものですね。

 街路樹や公園のソメイヨシノの老化が問題になっています。長寿の木が多いエドヒガンやヤマザクラにくらべソメイヨシノの寿命は短く、60年という説もあります。青森県の弘前城跡公園には樹齢120年を超えるソメイヨシノがあり、現存する最も古い株といわれています。ソメイヨシノは全てがクローンであるため、耐性が強くなれず、密集して植えられていることから病気が移りやすく、排気ガスなどの環境汚染もあり、枯れてしまう木が増えているそうです。

 おとうさん!桜の木の下でお花見?でも木の真下は根の土を踏み固めるので離れて、さわらないで、枝を折らないで。えっつ?桜の木の下じゃなくて、室内で夜桜?ふ~ん・・・横丁のお店で美しい桜を見ながら花見酒ですか!花の下じゃなくて鼻の下が伸び伸びですよ。でも、「さわらないで、離れて!摘んではだめ!」

 桜は漢方薬にもなり、桜の樹皮を煎じると、おできや吹き出物・咳止めなどに効くそうです。桜の葉を塩漬けにすると香りが出てくるので、お茶や桜餅に使われます。

 では、また次回の水彩画をお楽しみに・・・・サム ヤマモト
[2013.04.05(Fri) 14:09] 自然風景Trackback(0) | Comments(0)
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