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2013年03月21日 ()
 今年は桜の開花が例年に比べ10日程早いようです。木もれびの森には、ソメイヨシノと枝垂桜がありますが、森の木の陰で日当たりが悪いせいか、他より遅めの開花となります。それでも森の中で一番早く開花したのは、一本だけある早咲きの河津桜(だとおもいます)でした。今日の水彩画は、今年初めての桜絵となった河津桜です。森の木の隙間を抜けてくる朝陽を浴びて、花と瑞々しい葉が輝きます。
13-03-20.jpg

 桜の咲く時期は新しい門出の時期でもあります。入学、就職、転勤など、希望と期待に胸を膨らませ、でもちょっと不安も抱えてのスタートです。満開の花が門出を祝います。しかし、今年は満開の花は、卒業や送別会の時期になってしまいそうです。
 日本の春はやはり桜ですね。日本には少なくとも数百万年前から自生していたとされ、古くから人々の暮らしの中で親しまれてきました。特に稲作とのつながりは深く、桜の開花が春の稲作作業を始める時期を示し、各地に「苗代桜」や「種まき桜」と呼ばれる木があったそうです。「サクラ」の語源も、里に稲(サ)の神が宿る座(クラ)、から来たともいわれています。今では日本の国の花ともいえる桜ですが、奈良時代では和歌などで花といえば「梅」でした。その後平安時代に入ると桜の人気が高まり、「花」といえば桜を指すようになったようです。

 おや?おとうさん!奥様とご一緒で?お珍しいですね。奥様、相変わらずお美しいことで満開の桜のよう・・・「おいおい、どうせ姥桜だろうよ。」「あなた!私にはまだ歯があります!桜の花は葉がないでしょう、そこから歯が無い年配の女性を姥桜と・・・」「おうおう、綺麗だよ!桜が・・。あれ!・・声をかけておいて、パッといなくなる。まるでサクラだね・・・」。失礼しました!おとうさん!江戸の芝居小屋で役者に声をかける見物人役は、パッと派手にやってパッと消える様が桜の花に似ていることから「さくら」と呼ばれ、後に客を装う人を「サクラ」と隠語でいうようになったそうです。

 伊予松山の大宝寺には「乳母桜」があるそうです。昔々、子宝に恵まれない長者が大宝寺の薬師如来に願をかけ、女の子を授かります。乳母の乳が出なくなった時も、お薬師様に願ったところ乳が出て、お礼に本堂を建立しました。娘が15歳になった折、重い病にかかり、乳母は「我が命に代えてでもこの子をお助け下さい」と祈りました。その祈りが叶い娘は元気になりますが、乳母の身体は弱り、お薬師様との約束だと言って薬も口にせず「お礼に桜の木を植えて下さい」と言って亡くなってしまいました。こうして植えられた桜は成長し春になると、母乳のような色の花を咲かせることから、「姥桜」「乳母桜」と呼ばれるようになったのだそうです。
 ひとつひとつの桜には、それぞれの物語があるようですね。
 それでは、また次回の水彩画をお楽しみに・・・・サム ヤマモト
[2013.03.21(Thu) 16:16] 自然風景Trackback(0) | Comments(3)
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光のある風景に魅せられています。素晴らしい、言葉が見つかりません。

by 町田牧子
何回見てもすてき!すばらしい! 桜いっぱい描いてください。
花はすてき。桜は飽きがきませんね。

Re: タイトルなし by サムヤマモト
> 何回見てもすてき!すばらしい! 桜いっぱい描いてください。
> 花はすてき。桜は飽きがきませんね。

ありがとうございます。四季の美しさを透明感のある水彩で描いていきたいと思います。

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光のある風景に魅せられています。素晴らしい、言葉が見つかりません。
[ 2013.03.29(Fri) 17:02] URL | #- | EDIT |

何回見てもすてき!すばらしい! 桜いっぱい描いてください。
花はすてき。桜は飽きがきませんね。
[ 2013.12.19(Thu) 00:02] URL | 町田牧子 #- | EDIT |

> 何回見てもすてき!すばらしい! 桜いっぱい描いてください。
> 花はすてき。桜は飽きがきませんね。

ありがとうございます。四季の美しさを透明感のある水彩で描いていきたいと思います。
[ 2013.12.19(Thu) 09:56] URL | サムヤマモト #- | EDIT |

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