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2013年03月08日 ()
 啓蟄、冬ごもりをしていた虫が春になり暖かくなって外に出てくる時期をいいますが、春がまだ来ないうちから顔をのぞかせる山菜にフキノトウがあります。日当たりのいい土手や畔に枯草や落ち葉の影から、春はもうすぐだよと告げるように真っ先に芽を出します。今日の水彩画は、枯葉の中から芽を伸ばすフキノトウを描いてみました。3月の初めの森や野原はまだ裸の木々と枯葉ばかり、新緑や桜の絵が描けるまではもう少し待たねばなりません。そこで枯葉の間からのぞく春を探していたらこんな情景をみつけました。
13-03-08.jpg

 フキノトウは、漢字で書くと「蕗の薹」と難しい字になりますが、キク科フキ属のフキの花茎です。蕾のうちに摘んで天ぷらにしたりや味噌汁などに入れて食べますが、独特の香りと苦みのある味は春一番に楽しめる山菜として人気があるようです。フキノトウは薬用にもなり、煎じて飲むとせき止めや痰を切り、解熱作用もありかぜの初期には効果があり、フキノトウのほろ苦さは食欲増進効果があるようです。日本では最古の野菜ともいわれているそうです。

 おとうさん、好い陽気のなかでお酒を呑んでいますね。「春だねえ~、春は山菜がうまいね。今日はフキノトウの味噌和えをつまみに冷酒を一杯!いいねえ、春だね、旨いね、春の贈り物だね。しびれるようだね、この酒のうまさは!」 しびれる?おとうさん!このフキノトウはけさ摘んできたものですよね?フキノトウにそっくりな芽が生えるハシリドコロという植物がありますが、これは毒ですよ。これには神経を麻痺させるアルカロイドが含まれ、食べると嘔吐、けいれん、昏睡、呼吸停止などの症状がでますよ。「ひえ~、どっ毒?呂律が回らない、心臓がドクドクしている」。ふう!それなら大丈夫ですよ、いつもの酔っ払いの症状ですよ、正常、正常・・・・以上!

 フキノトウが花茎とよばれるように、フキは一つの地下茎の根から花を咲かせる茎と葉をつける茎とが別々に成長するというちょっと変わった植物です。しかも花は雄と雌で別々の花が咲き、蕾を摘んで食べてしまうのでわかりにくそうですが、雄花は黄色、雌花は白だそうです。フキノトウは地下茎から生えてくるので、蕾のうちに摘むとすぐに新しい芽が生えてきます。摘める時期は梅の花が咲いている間と同じだそうです。
 俳句ではフキノトウは春の季語です。「蕗の薹の舌を逃げゆくにがさかな(虚子)」フキノトウのにがみで春を感じる、よだれが湧いてくるような句です。 「蕗の薹福寿草にも似たりけり(子規)」ハシリドコロじゃなく福寿草でしたが、雪の下から力強く芽を出すこれらの植物は人に元気を与えてくれます。

 それではまた次回の水彩画をお楽しみに、春の絵かな?・・・・サム ヤマモト
[2013.03.08(Fri) 16:37] 季節Trackback(0) | Comments(0)
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