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2018年12月19日 ()
  12月17日〜12月21日頃は、二十四節気「大雪」の末候「鱖魚群(さけのうおむらがる)」で、鮭が群れをなして川を上ってくる頃なのです。「鱖魚(ケツギョ)」は、中国ではスズキ科の淡水魚のことですが、中国の暦が日本に入ってきたとき「鱖魚」の代わりに、「鮭」を充てたと考えられています。「立春」から始まる二十四節気も「大雪」が終われば「冬至」、「小寒」、「大寒」を残すだけとなります。

  今日の水彩画は、「輝く枯れ葉の森」です。枯れ葉ばかりになった森に朝陽が射すと、朝焼けのように木々が赤く染まり、散り残った枯れ葉達が黄金色に輝きます。
18-12-19.jpg

   サケが群れをなして川を上ってくる遡上は緯度によっても違いますが、9月頃に始まり1月頃まで続くとされています。海で3〜4年過ごして大きく成長した鮭は、生まれた川に産卵のために帰ってきます。数千キロに及ぶ回遊を経て、間違わずに生まれた川に戻ってこられるのは、生まれた川の臭いでわかるという「臭覚説」、太陽の位置などを目安に帰る「太陽コンパス説」、そのほかに「地磁気説」、「海流説」等が上げられていますが、本当のところはよくわからないようです。

   おとうさん、荒巻鮭!「年の暮れだ、荒巻鮭の季節だなあ!」「あなた、鮭はよく間違わずに、生まれた川に帰ってくるものですねえ!」「鮭の脳は臭覚の部分が大きいそうだから、川の臭いでわかるのでは・・」「あなたも酔った時、よく間違わずに帰ってきますねえ~」「帰趨本能かな・・・」「きっと加齢臭でわかるのでしょう!」「・・・・・」

  鮭の中には、幻の鮭と呼ばれる鮭児(けいじ)という鮭がいるそうで、その漁獲量は1万匹に対してたった数匹程度だそうです。普通の鮭は日本の川で生まれたものですが、鮭児はロシアのアムール川系で生まれた鮭で、日本の鮭の群れに紛れ込んで日本に来てしまい、知床から網走付近で捕獲されるもののようです。鮭児は、2~3歳で2~3㎏ほどの大きさにしかならならず、産卵をしていないので、脂肪率が通常の鮭の二倍以上あり、たっぷりと脂がのっていて全身トロのようだそうです。漁獲量といい値段といい、普通には買えない鮭のようですが、味わってみたいものです。

  「雪の朝独り干鮭を噛み得たり」とは芭蕉の句です。鮭は秋の季語ですが、干鮭は冬の季語です。自分は寒い雪の朝、独りで固い鮭の干し物をかじるだけだ・・・。保存食の乾鮭(干鮭)は、鮭のはらわたを取り去り、塩引きせずにそのまま干したもので、厳しい冬を生き抜くための食べ物だったようです。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・・・サム ヤマモト
[2018.12.19(Wed) 20:44] 食べ物Trackback(0) | Comments(0)
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