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2018年12月02日 ()
  今年も12月師走に入りました。師走と聞いただけで、何か慌ただしくなってくる気がしますが、七十二候も第60候の「橘始黄(たちばな はじめてきばむ)」となり、橘の実が黄色く熟す時期を迎えています。橘(たちばな)は、日本に古くから野生していた日本固有の柑橘類で、実より花や常緑の葉が注目され、古くから不老長寿の象徴とされてきました。
   
   今日の水彩画は、「落ち葉の散歩道」です。初冬の雑木林は、コナラやクヌギ、ミズキの落ち葉で埋め尽くされます。色とりどりの落葉絨毯の散歩道が、差し込む朝陽に輝き、命に満ちた光の中へと導きます。
18-12-02.jpg
   
   木もれびの森には、かつては薪炭林として植林されたクヌギやコナラなどの落葉樹が、多くみられます。秋になると森は落ち葉やドングリに覆われます。昔から、森のドングリは、森に棲む人々や動物にとって、大切な食べ物でした。
  先日、福島県で、三千年前の縄文時代の遺跡から、当時の主食のひとつとされるクルミの実が数百個入った編み籠が見つかった、というニュースがありました。縄文時代は、落葉広葉樹林の広がる中部から東北にいたる地域では、ドングリ、クリ、クルミなどの堅果類が豊富にあり、安定した収穫を得ることができたようです。
  糖質の多いドングリやクリなどをたくさん食べていた縄文人は、他の狩猟民族に比べて虫歯が多かったのだそうです。おなじ縄文人でも、針葉樹林ばかりでドングリやクリがなかった北海道の縄文人は、虫歯率が低いのだそうです。考古学って面白い、縄文人が虫歯に苦しんでいる様子が見えるようです。

  おとうさん、落葉!「秋も終わり、落ち葉が庭一面に、美しくもあり悲しくもあり・・」「あなた、落ち葉の掃除をしてくださいな!」「はいはい!枯れた葉は美しい、おまえのようだ!」「あら!あなただって、落ちたドングリのようですわ!渋くて・・・」「・・・・・」

  橘はミカン科ミカン属の常緑樹で、その実は直径3センチほどでミカンに似ていますが、すっぱくて生食用には向いていないようです。京都御所紫宸殿には「右近橘」「左近桜」として橘が植えられています。

  「待人の足音遠き落葉かな」とは与謝蕪村の句です。わが家に続く小道に落葉が降り積もって、恋しい人の訪れを知らせる足音も聞こえなくなってしまった・・・。落ち葉の敷き占められた道、優雅ですねえ。

 ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・・サム ヤマモト
[2018.12.02(Sun) 17:11] 植物Trackback(0) | Comments(0)
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