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2018年11月11日 ()
  11月12日頃から、七十二候では「地始凍(ちはじめてこおる)」となり、冬の寒さが増し、大地が凍りはじめる頃となります。朝夕の冷え込みがいっそう厳しくなり、朝は霜が降り、場所によっては霜柱がみられるところもあります。

  今日の水彩画は、「水辺の秋色」です。里山の川も秋が深まり、川の両岸の木々が黄葉し、谷に射す秋の陽に輝き、川面に秋色が映ります。
18-11-11.jpg

  来年のカレンダーが出回る季節となりました。カレンダーといえば四季折々の風景画がつきものですが、私も水彩画を自作のカレンダーに載せています。
  暦と絵画の組み合わせは、ヨーロッパの中世に盛んに制作された月暦画に始まるとされています。月暦画は月暦図、十二ヵ月図ともいわれ、暦に12ヵ月の絵画が組み合わされ、当時のキリスト教世界の世界観や季節特有の農作業、さらに自然の風景や人びとの風俗も描写されていました。この月暦画が西欧における風景画の誕生につながったといわれています。

  西欧の月暦図に対し、日本では平安時代から、四季絵や月次絵(つきなみえ)、さらには四季耕作図とよばれる暦と組み合わされた絵画が描かれました。なかでも、「四季耕作図」とよばれる絵画は、室町時代の末期から禅宗寺院などの障壁を飾るようになった農民風俗画です。稲作の場面は浸種(種もみを浸すこと)からはじまり、犂による耕起、代掻き、苗代への籾蒔き、田植え、草取り、灌漑、稲刈り、脱穀、風選、籾摺りと続き、蔵入れで終わる四季の作業が描かれていました。

  おとうさん、畑に霜!「寒いはずだ、七十二候では地が凍り始める頃だ!暦は早くも11月!光陰矢の如し少年老い易く学成り難し、月日の経つのは早いものだ!」「あなたの七十二では、まだ学成り難しでしたねえ!」「ガクッ!・・・・」

  室町時代に描かれた「月次風俗図屏風」(東京国立博物館蔵)には、正月の羽根突・毬打(まりうち)・松囃(まつばやし)、花見、田植、賀茂競馬と衣更(ころもがえ)、犬追物(おいもの)と蹴鞠(けまり)、富士の巻狩(まきがり)、春日社頭の祭と雪遊びと、四季折々の風俗が躍動感あふれるタッチで描かれているそうです。

  「葱白く洗ひたてたる寒さ哉」は芭蕉の句ですが、ねぎが白く洗われたのを見ると、一層寒さが身にしみる・・・。ねぎは冬場が旨いとされ、冬の季語になっています。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・・・サム ヤマモト
[2018.11.11(Sun) 20:05] Trackback(0) | Comments(0)
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