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2018年09月27日 ()
  9月29日からは、七十二候では、秋分の次候「蟄虫坏戸(ちっちゅうこをはいす)」となります。虫たちが巣篭りをはじめる時節なのです。それぞれの楽器で虫の音を奏でていた秋の音楽会は終わりにして、3月初旬の「蟄虫啓戸(ちっちゅうこをひらく)」のころまで、虫たちは穴の中で巣籠りです。

  今日の水彩画は、「秋の日のブナ林」です。冷たい秋雨で気温が下がると、ブナの林は急いで秋色に衣替えです。雨上がりの秋の柔らかな陽が差すと、黄葉し始めた葉たちが日向で温もり、こがね色に輝きます。
18-09-27.jpg

  「天高く馬肥ゆる秋」といわれるように、収穫の秋です。我が家の野菜畑でも、落花生や里芋、サツマイモなどが収穫の時期を迎えています。落花生は掘り上げて陰干しをしたいので、晴れた日に収穫したいのですが、またもや台風24号が日本に接近してきます。現在の予報進路では九州南部から近畿、東北へと列島縦断のコースを取るようで、大きな被害が出た前の21号と似たようなパターンになりそうです。ですから、明日が唯一晴れになる日のようなので、急いで収穫しなければ・・・。

  おとうさん、虫も巣籠!「蟄虫坏戸といって虫が穴の中に入り込む時期だ!それにしても秋雨は寒いねえ・・・巣籠したいね!」「あなた、収穫の秋、落花生を収穫して干してくださいな!」「だから、寒いから家に籠って・・・」「なにを言っているのです、今日だけですよ!晴れの日は!」「はいはい!虫とは逆に畑に這い出しますか・・・」

  道端で甘い香りがするので首をめぐらすと、垣根のむこうに金木犀が咲き始めていました。金木犀はある日突然香りはじめ、どの花も一斉に匂い出すそうで、咲いているあいだじゅう香りを放ちますが、雨風があるとあっけなく散ってしまうという、はかなくて不思議な花です。金木犀は、中国の桂林が原産で、中国語では「桂」は木犀のことで、「桂林」という地名も、木犀の木が多くあることに由来するようです。日本で木犀といえば金木犀ですが、金木犀の中国名は「丹桂」です。「犀」の字は「固い、鋭い」という意味がありますが、枝が固いからでしょうか。

  「吹き消したやうに日暮るる花野かな」とは一茶の句です。「花」といえば春の季語ですが、「花野」は秋の季語です。金木犀は木ですが、秋の花は、萩、撫子、女郎花、野菊、尾花、桔梗、曼珠沙華など、圧倒的に草の花が多いのです。野原に咲く小さな草の花と吹き消すように落ちる秋の陽に、もののあわれを感じたのでしょうか。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・・サム ヤマモト
[2018.09.27(Thu) 20:25] 植物Trackback(0) | Comments(0)
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