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2018年08月26日 ()
  8月23日は二十四節気の第14「処暑」です。処暑の「処」は収めるという意味があり暑さが収まる、つまり暑さが峠を越えて後退し始めるころなのです。いつまで寝苦しい暑さが続くのだろうと寝入ると、明け方の肌寒さに目が覚める、そんな時候なのです。暦便覧には「陽気とどまりて、初めて退きやまむとすれば也」と記されています。

  今日の水彩画は、「陽に焼付く尾根の道」です。初秋の山とはいえ、陽に照らされた尾根道の木々の葉も、岩の道も焼付くように熱くなります。しかし、数か月もたつと、山は凍てつく雪に埋もれ、幹が曲がるほどに雪に押しつぶされます。
18-08-26.jpg

  秋の味覚といえば、サンマです。昨年は半世紀ぶりの不漁で、10年前の約2倍の値段となりました。そのサンマが、今年は少し安くなるかもしれない・・・。水産庁によると、今年の日本近海に来遊するサンマの量は、昨年を上回る見通しで、サイズも大きくなる見込みだそうです。

  江戸時代は、サンマは脂が多く下品とされ、食用としてではなく、主に燈明の油を取るために使われたようです。江戸っ子がサンマを食べるようになったきっかけは、「火事」だそうです。「火事と喧嘩は江戸の華」といわれるように、江戸では「大火」と呼ばれる大火事が49回も起きています。頻発する火事と人口の増加によって江戸っ子たちは好き嫌いを言っていられる状況ではなくなり、やがて「安くて長きはさんまなり」という魚屋が出たりして、サンマは庶民の食べ物として定着していったようです。

  おとうさん、秋!「秋といえばサンマだ、お~い、サンマ!」「あなた、まだ高い、一匹100円以下にならないと!」「なるほど、初物好きの江戸っ子も、安くて長きはサンマなり、というくらいだ、サンマは安くなけりゃ!」「あら、めずらしく納得ですか、では今日はサンマの開きで・・・・」「お開きとしますか、お後がよろしいようで・・・」

  落語にもサンマがよく登場します。「目黒のさんま」は有名ですが、「さんま火事」という演目もあります。ケチな地主を脅かすために長屋の店子たちが七輪でサンマをいっぺんに焼き、その煙で火事に見せかけようと大騒ぎするという噺です。

  「初秋や畳みながらの蚊屋の夜着」とは芭蕉の句です。初秋の夜寒にかけるものとて無いので畳んであった蚊帳を かけ布団の代わりに身にかける、という句で、今頃の夜は冷え込むこともあり、あわてて布団を出すことがありますよねぇ・・・・。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・・サム ヤマモト
[2018.08.26(Sun) 21:38] 食べ物Trackback(0) | Comments(0)
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