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2018年07月27日 ()
  暑中お見舞い申し上げます。7月23日は二十四節気の「大暑」で、一年で一番暑いころです。暦便覧には「暑気いたりつまりたるゆえんなればなり」と記されています。今年の暑さは異常で、40度を超える地域もあり、熱中症で亡くなられた方が一週間で65人を超えるなど、この暑さはもはや大規模な災害です。

  さて、暑さの中の今日の水彩画は、「涼風渡る夏の谷川」です。流れの音に誘われて、葛の大きな葉をかき分け川原に出てみると、真夏の陽に照らされた谷川が現れました。堰や岩を乗り越えてざわざわと勢いよく流れる谷川が、一陣の涼風を誘い、暑さにうだる木々の葉や生い茂る夏草を揺らします。
18-07-26.jpg

  「夏」という字は「頁+臼+夊」に分解される文字で、舞楽の冠をつけ、両袖を振り、足を前にあげて舞う人の姿を表しているとされています。これは、中国の夏(か)王朝(約4千年前頃)が関係しているようで、夏という漢字が大きく覆いかぶさって舞う人の姿に見え、古代の人はそのイメージで国を美称したのでしょう。夏の字を国名とした夏王朝が滅びると、一年で最も暑い時期に草木が覆いかぶさる季節ということで、「夏」という漢字が当てられたようです。

  夏王朝が栄えた4千年前といえば、日本では縄文時代中期です。先日、東京国立博物館で開催されている「縄文展」に行きました。縄文時代の約1万5千年前から1万年の間、人々の暮らしの中で生み出された土器や土偶などには、力強さと神秘的な美しさが溢れていました。中でも、縄文のビーナスや縄文の女神と呼ばれる妊婦を模った土偶は、とても美しく愛らしいものでした。生まれてくる子供や妊婦の無事を願い、祈りの対象としたのでしょう。

  おとうさん、酷暑!「38度だあ!こんな時は外出を避け冷房を使用してください、とさ!」「あなた、畑で収穫!」「ゲェ~!畑仕事だって~!熱中症に!」「あなた!縄文の人たちは暑い夏でも冷房なしで狩猟生活をしていました!」「縄文時代の男と比べないで!縄文時代は氷期の終わりで冷涼な時代だったのだ!」「あら、今でも早朝は冷涼ですよ!」「はいはい、縄文の女神さま!あなたは土偶、私は奴隷かぁ~」

  「叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉」とは夏目漱石の句です。夏の昼の本堂で「ポクポク・・・」という音が鳴り響くと、木魚の口の中から一匹の蚊が逃げ出してゆく、何とも間抜けた情景が思い浮び、漱石らしいユーモラスな句です。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・・サム ヤマモト
[2018.07.27(Fri) 15:52] 考古学Trackback(0) | Comments(0)
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