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2018年07月04日 ()
  7月7日からは二十四節気の「小暑」です。小暑には、日々暑さがどんどん強くなっていくという意味があり、この頃から暑さが本格的になってきます。暦便覧には「大暑来れる前なればなり」と記されています。関東地方は早くも梅雨明けになったようですが、台風や前線の影響で九州や北海道の各地で大雨になっているようです。

  今日の水彩画は、「夏の朝陽が射す森」です。濃い緑に覆われた森に、一条の朝陽が木の間から射込まれます。陽が昇るにつれ、二の矢、三の矢と光の矢が次々と放たれると、次第に森の中に光が満ち溢れ、草木を照らし出します。
18-07-04.jpg

  七月七日は七夕でもあります。七夕(棚機)は織姫と彦星の出会いの星物語ですが、中国では、この二人の逢瀬を祝い、「乞巧奠」(きっこうでん)という行事が催されるようになりました。「乞」は願う、「巧」は巧みに上達する、「奠」はまつるという意味で、織姫にあやかり機織りの技や様々な手習いごとの上達を願いました。この「乞巧奠」が遣唐使によって日本に伝わると、宮中行事として取り入れられ、詩歌や裁縫の上達を願って、梶(かじ)の葉に和歌をしたためて、お祀りしていたそうです。
  笹竹に短冊をつるして願い事をするのは、江戸時代からだそうです。手習いごとや寺子屋で学ぶ子が増えたことから、星に上達を願うようになったのです。本来はサトイモの葉に溜まった夜露を集めて墨をすり、それ文字を綴って上達を願います。

  おとうさん、七夕!「七夕かぁ~彦星と織姫の久々の逢瀬の夜だ!出かけてくるか?」「あなた!何処へ?」「七夕の夜は、星に願いを・・」「あなた、今夜は雨で、星が出ていませんよ!」「大丈夫!居酒屋には星の瓶ビールがいっぱい並んでいる!」

  今ごろは梅雨の地域もありますが、七夕の星は七夕の日だけではなく、七夕を過ぎてからも同じような星空が見えます。午後9時過ぎ、東の空を見上げると、とくに明るい2つの星が「織姫星(こと座のベガ)」と「彦星(わし座のアルタイル)」です。ほかにもう一つ、明るい星が左の方にあります。「デネブ」と呼ばれる「はくちょう座」の星です。これら3つの星は明るい「1等星」で、3つの星を結ぶと「夏の大三角」となり、デネブを通って、ベガとアルタイルの間に「天の川」の流れが見えるでしょう。

  「七夕の 逢はぬ心や 雨中天」とは芭蕉の句ですが、今日は雨の七夕、せっかく織姫と彦星は逢瀬が出来ると有頂天だったのに、雨では、さしずめ「雨中天」と、駄洒落のような面白い句です。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・・サム ヤマモト
[2018.07.04(Wed) 16:58] 季節Trackback(0) | Comments(0)
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