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2018年06月27日 ()
   6月27日からは七十二候では夏至の次候「菖蒲華(あやめはなさく)」で、菖蒲(アヤメ)の花が咲くころという意味ですが、菖蒲(アヤメ)の花が咲くのは五月ごろ、今の時期に咲き始めるとすると「花菖蒲(ハナショウブ)」でしょうか。

   今日の水彩画は、「夏の陽に映える谷川」です。梅雨の晴れ間に、谷間に差す陽は、もう夏を思わせ、川底を照らす強さがあります。緑に囲まれ、ザワザワと流れる谷川の水も温み、川遊びの童たちを待ちこがれています。
18-06-27.jpg

  アヤメの漢字は「菖蒲」、ショウブも「菖蒲」で、どちらも同じ字が当てはめられています。これは、どうも奈良時代に中国から端午の節句の行事を導入した時に漢字を間違えたため、異種同名の混乱が生じたらしいのです。いったい誰が・・・。
  改めて、その違いは、ショウブはサトイモ科の植物で、湿地に生育し70cm程の葉を出します。これが節句に使われるショウブです。花は美しくなく、黄緑色で「ガマの穂」のようです。菖蒲園でお馴染みの花は、アヤメ科の植物で、日本の野生の「ノハナショウブ」が改良されたもので、花が美しくハナショウブと呼ばれています。
  アヤメはアヤメ科アヤメ属の植物で、多くが湿地ではなく山野の草地に自生しています。葉は直立し高さ60cm程で、紺色の花を1~3個付けます。花びらに網目模様があり、アヤメの名の由来でもあります。ハナショウブやカキツバタは同じアヤメ科アヤメ属ですが、これらをアヤメと呼ぶ習慣が混乱に拍車をかけているようです。
   
   おとうさん、菖蒲園?「美しい花、それに来場者は美女ばかり、目移りしちゃう!」「あなた、キョロキョロしていないでお花を見て、ハナショウブ、カキツバタ、アヤメの区別は分かりますか?」「区別?花は美しければいい・・・」「あら!あたしを花にたとえると?」「う~ん、ショウブだな!」「えっ!いい勝負ですって!」「日本語は難しい・・」
  
   どちらの女性も美しく優劣つけ難いという「いずれ菖蒲(アヤメ)か杜若(カキツバタ)」という言葉がありますが、どれがどれだか見分けがつかないというのが本当の意味かも。本当にややこしい日本語ですが、いまもなお、混乱が続いているとは・・・。

   「夕にも朝にもつかず瓜の花」とは芭蕉の句で、夏の花というものは、咲く時間が朝か昼か夕方かと時間の決まったものが多いが、ウリの花はのべつ咲いている、どうもしまりが無い。ここのウリは真桑瓜を指し、今の胡瓜のことではないようです。我が家の野菜畑のキュウリの花は、次から次と咲き実を付けています。

   ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・・サム ヤマモト
[2018.06.27(Wed) 18:14] 植物Trackback(0) | Comments(0)
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