FC2ブログ
TOP > 芒種
 ← 腐草為蛍 | TOP | 小満

リストマーク 芒種 

2018年06月07日 ()
  6月6日は二十四節気の「芒種(ぼうしゅ)」にあたります。芒(のぎ)のある穀物や稲や麦など穂の出る穀物の種をまく季節ということから、芒種と言われています(実際の種まきは、これよりも早い時季に行います)。暦便覧には「芒(のぎ)ある穀類、稼種する時なり」と記されています。

   今日の水彩画は、「深緑に覆われた木もれびの森」です。春に芽生えた若葉は、二ヵ月もたつと森を深緑で覆いつくします。草木の茂みの隙間から、早くも真夏のように強くなった陽が差し込むと、葉達が木陰から顔をのぞかせて、光り輝きます。
18-06-06.jpg

   関東地方は昨日「梅雨入り」となりました。平年より2日早い梅雨入りだそうです。梅雨の始まりですが、稲作などの農作業が本格的に始まったり、カマキリなどの虫たちが地上に姿を現し始めたり、芸事の初稽古が行われたりと、芒種は様々なことが始まる時期でもあります。
   能や歌舞伎、狂言などの伝統芸能は6歳の6月6日に始めると上手になると言われています。そのため、6月6日は楽器の日、生花の日などに設定されています。なぜこの日に初稽古を始めると上手になるのか、これには諸説あるそうですが、指を使って親指から順に数字を数えていくと、6のときに小指が立ちます。そこから「子が立つ」ということで、子供が芸事を始めると良い日とされているようです。また、室町時代の能で有名な世阿弥は「風姿花伝」という著書の中で、能は数えで7歳(満6歳)から始めるとよいと書かれており、そこに由来したとも言われているそうです。

   おとうさん、芒種!「芒種は6日、この日に何かを始めるといいらしいなあ~」「あなた、元旦にも同じことを?」「そうだったかなあ~忘れた!」「あなたは三日坊主ですから~」「おいおい、三日坊主というのは、僧侶を志した人が厳しい修業に耐えかねて、三日も立たずに逃げ出す、っていうことだ!」「あらっ、あなたは三日坊主じゃないって?」「三日もたつと忘れてしまうのさ!」「・・・・・あなたって酉年生まれ?」

  七十二候では芒種の初候「蟷螂(かまきり)生ず」です。カマキリは肉食ですから、農作物にむらがる虫たちを積極的に食べてくれる益虫です。梅雨時に姿を見せるアマガエルも害虫駆除の名手です。
  「青梅に手をかけて寝る蛙(かはづ)哉」 小林一茶の句です。梅雨時に実を結ぶ梅ですが、青梅がなっている枝に登っているアオガエルでしょうか、情景が目に浮かんでくる可愛らしい句です。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・・サム ヤマモト
[2018.06.07(Thu) 14:15] 季節Trackback(0) | Comments(0)
↑TOPへ


 ← 腐草為蛍 | TOP | 小満

COMMENT

COMMENT POST















管理者にだけ表示

Trackback

この記事のURL:
http://samwatercolor.blog.fc2.com/tb.php/289-55a42e82
 ← 腐草為蛍 | TOP | 小満

カウンター

カレンダー

プロフィール

最新記事

最新コメント

カテゴリ

月別アーカイブ

検索フォーム

リンク

QRコード