FC2ブログ
TOP > 清明
 ← 鴻雁北 | TOP | 桜始開

リストマーク 清明 

2018年04月02日 ()
  4月5日は二十四節気の「清明」にあたります。清浄明潔つまり「万物がすがすがしく明るく美しい」ころです。暦便覧には「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれるなり」と記されています。この頃はお花見のシーズンですが、今年の首都圏では例年になく早くに桜が満開となり、4月5日ともなると花見も花吹雪か葉桜になってしまいそうです。

  今日の水彩画は、「満開の緋桜」です。ご近所にある桜の木(緋ザクラの木だと思いますが)が満開となりました。朝陽が差すと、桜が緋色に染まり、淡い緋色の着物をまとった舞姫が両手を広げて舞っているようです。桜の花の色が家々の屋根にも照り映えて、朝陽と共に緋色に染め上げます。
18-04-02.jpg

  緋色というのは、和色では茜色のことです。陽が光り輝いているように、赤に黄色が差し込んだ色で、「火色」ともいわれます。この赤色は、植物の茜の根からとった染料の色です。日本茜はアカネ科の多年草の蔓草で、その根は髭状に細かく分かれていて、一年目のものは黄褐色ですが、二年目からは赤色になるそうです。

  清明の頃の天候は、晴れの日と雨の日が交互にやってくるのですが、畑に苗を植え、種をまく時期で雨が欲しい頃なのに、今年は晴れの日ばかり、畑作業に水運びが加わります。恵みの雨は穀雨まで待たなくてはならないようです。

  おとうさん、清明!「清々しく明るく美しい時期だ、桜の下でお酒を酌み交わし花を愛でる時だ!」「あなた!花見より畑です。畑を耕し、種をまき、苗を植えないと!水も運んでくださいな!」「はいはい!畑、畑!花見酒もなしか!雨が降らないねえ!今頃の雨を 花散らしの雨 というのだが・・、落ちそうで落ちないひとが雨ではらっと落ちる、ウッシシ・・・」「あなた!ぶつぶつ言っていないで、畑!」「はいはい!」

  清明の頃に、静かに降る雨を「発火雨(はっかう)」とか「桃花の雨(とうかのあめ)」などと呼ばれています。萌え始めた若葉が雨に濡れていっそう清らかに見え、この頃の雨もまたいいものなのですが、降りませんねぇ・・・。

  「扇にて酒くむ陰や散る桜」とは芭蕉の句で、桜の花の木陰で、ふと扇で酒を汲む所作を真似てみると、自分の上に桜がはらはらと散りかかる、という風流な句です。やはり桜の木の下ではお酒がつきものなのでしょう。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・・・サム ヤマモト
[2018.04.02(Mon) 21:23] 自然風景Trackback(0) | Comments(0)
↑TOPへ


 ← 鴻雁北 | TOP | 桜始開

COMMENT

COMMENT POST















管理者にだけ表示

Trackback

この記事のURL:
http://samwatercolor.blog.fc2.com/tb.php/281-d95ec84e
 ← 鴻雁北 | TOP | 桜始開

カウンター

カレンダー

プロフィール

最新記事

最新コメント

カテゴリ

月別アーカイブ

検索フォーム

リンク

QRコード