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2018年03月16日 ()
  3月16日からは、七十二候の九番目の「菜虫化蝶(なむしちょうとなる)」です。菜虫とはダイコン・カブ・ハクサイなどアブラナ科に属する菜類を食べる昆虫の幼虫の総称です。この時期は、サナギとして冬を乗り越えた幼虫たちが、蝶になる頃なのです。野菜畑の天敵ともいえる青虫の卵を産み付けるモンシロチョウですが、親の蝶はまた受粉を助ける益虫でもあり、農家にとって、幼虫は敵だけど親は味方にもなるという複雑な関係にあるのです。

   今日の水彩画は、「満開の彼岸桜」です。暖かい陽差しに誘われて、彼岸桜が早めの花を開きます。春の陽に照らされた白い花弁が薄紅色の影のなかに浮かびあがる様子は、穏やかな祈りをささげているようです。
18-03-15.jpg

  3月16日は「十六団子」の日でもありました。田の神様が山から里へ下りてきて、これから始まる農作業を見守り、秋の収穫が済むと山に帰っていくという信仰からきたもので、神様が来る3月と帰っていく10月に、16個の団子を作ってお供えをしました。今でも東北地方の一部ではこの風習が続いているそうです。

  このブログでも度々登場する暮らしの歳時記ともいえる「二十四節気」や「七十二候」は、太陽の動きが基準なので、毎年同じ時期に同じ節気がめぐってきます。節気の間隔は一定で、季節の変化に対応するので、天候に左右される農作業の目安として大変便利なものでした。今でも年中行事や時候の挨拶などに使われています。
「二十四節気」は1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらに6つに分けた24の期間をいいます。そしてこれをさらに初候、次候、末候の5日ずつにわけて、気象の動きや動植物の変化を知らせるのが「七十二候」です。

  おとうさん、蝶!「モンシロチョウがひらひらと、春だねえ・・・」「あなた、モンシロチョウは青虫の親です!青虫は野菜の天敵です!」「モンシロチョウを捕まえろって?無理!夜の蝶なら得意だがなぁ~!」「網です!防虫網で防いでくださいな!」「農薬ではだめ?」「あなた!うちは無能役栽培ですよ!」「字が違っている・・・」

  「蝶の飛ぶばかり野中の日影哉」とは芭蕉の句です。春の野原はただ日の光がいっぱいで、そこを過ぎるのは蝶だけなのだなあ、という意味です。「日陰」とは物にさえぎられて日光が当たらない所ですが、「日影」となると、日の光、日ざしなどの意味となり、太陽の光そのものをさします。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・・・サム ヤマモト
[2018.03.16(Fri) 16:13] 昆虫Trackback(0) | Comments(0)
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