FC2ブログ
TOP > 東風解凍
 ← 魚上氷 | TOP | 立春

リストマーク 東風解凍 

2018年02月07日 ()
  今ごろは、七十二候の一つ目「東風解凍(はるかぜこおりをとく)」です。春の兆しとなる暖かい東風(こち)が吹き始め、冬の間張りつめていた氷を少しずつ解かし始める頃という意味です。いよいよ春の暖かい足音が聞こえ始めてきました、と言いたいところですが、日本列島は数十年ぶりといわれる寒波に襲われ、福井県などの豪雪地帯では記録的な大雪が降り続き、幹線道路での大渋滞、除雪や雪下ろし作業の事故など、市民生活に重大な影響が出ています。雪国にとって春はまだ遠いようです。

  今日の水彩画は、「雪に埋もれた湯宿」です。先月の末に、白骨温泉に行ってきました。標高が1500mもある山奥の秘湯で、気温は-15℃近くまで下がります。凍てつく山間に朝陽がのぼると、雪に埋もれた温泉宿が浮かび上がります。山の木々を通り抜ける陽は、暖かな色で雪を照らし、まだ遠い春の色がのぞいているようです。
18-02-07.jpg

  2月7日は今年の「初午(はつうま)」です。「初午」とは、2月の最初の午の日で、京都伏見稲荷大社に祀られている農業を司る神様の宇迦御霊(うかのみたま)が降臨した日とされています。初午祭には、初午詣(福詣)する参詣者が訪れ、五穀豊穣、商売繁盛を願います。江戸時代には、この日に子供が寺子屋へ入門したそうです。また「初午稲荷」といって、稲荷寿司をお供えにする風習もあったそうです。

  おとうさん、初午!「おや、また夕食は寿司かい?ついこの間、恵方巻とかいって巻きずしを食べなかったかい?」「今日は初午です。お稲荷さんをお供えするんです!」「稲荷寿司のお供え?ついでにお神酒も二、三本お供えしておくれ!」「お狐さんはお酒を呑みません!」「どうりで、お酒がコンコンと鳴いていらぁ~」

  いなり寿司は、江戸時代より庶民の食べ物として親しまれてきました。味も形も地方によって特色があり、形は関東では四角、関西では三角というふうに分かれており、四角は米俵を、三角はキツネの耳を表しているそうです。味も様々で、長野県の松本地方では、ご飯にからしをぬって詰めた「からしいなり」、岐阜県白河町では、コンニャクを詰めた「コンニャクいなり」が名物になっているそうです。

  「初午に無官の狐鳴きにけり」 小林一茶の句です。稲荷は正一位稲荷大明神という官位を持っていますが、その稲荷に仕える狐は無官です。無官の狐が初午の日に鳴いたという、一茶の洒落でしょう。狐は田の神様の使いとされ、田のお祭りは狐塚で営まれていたことから、狐塚が稲荷社の起源ではないかともいわれています。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・サム ヤマモト

いよいよ、個展の開催日が間近となりました。

サム ヤマモトの水彩画個展(第五回)「木々の光と影と命」
場所 相模原市民ギャラリー 第一展示室
    JR相模原駅ビル セレオ相模原4階
日時 2018年2月9日(金)~2月12日(月)
     10時~19時(初日11:00より、最終日16:00まで)
この一年間に本ブログに掲載した透明水彩画の原画50点余りを展示します。美しい日本の風景をお楽しみください。
入場は無料ですが、チャリティ募金を行っています。チャリティにご協力いただくと、お好きな絵のプリントやカレンダー、画集を差し上げます。
皆様のご来場をお待ちしております。

サム ヤマモト
[2018.02.07(Wed) 16:55] 食べ物Trackback(0) | Comments(0)
↑TOPへ


 ← 魚上氷 | TOP | 立春

COMMENT

COMMENT POST















管理者にだけ表示

Trackback

この記事のURL:
http://samwatercolor.blog.fc2.com/tb.php/274-f6e641a9
 ← 魚上氷 | TOP | 立春

カウンター

カレンダー

プロフィール

最新記事

最新コメント

カテゴリ

月別アーカイブ

検索フォーム

リンク

QRコード