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2018年01月12日 ()
  七十二候では、1月10日から1月14日頃は「水泉動く(すいせんうごく)」となります。つまり地中で凍っていた泉が動き始める頃で、かすかな暖かさを感じる時期なのです。とはいうものの、昨日頃から、この冬最大級の寒波襲来ということで、日本列島が寒波に包まれ、日本海側では大雪が降っています。この寒さでは、「水泉動」で動き始める泉の水も凍り付いてしまいそうです。

  今日の水彩画は、「冬の海の日の出」です。毎年、正月には先祖のお墓に初詣と、近くの海岸で初日の出参りをするのが習わしになっています。東の海が明るくなり、やがて陽が顔を覗かせると、海面が黄金色に眩しく輝き、荒磯の波と岩々が赤く染まります。寒さに凍る顔を陽に向けると、命を育む陽の温もりを感じます。
18-01-12.jpg

  初日の出を拝む習慣は、日本古来のもののようで、もともとは、天皇の元旦の儀式である「四方拝」が始まりのようです。これが、行事として庶民の間に広まったのは、明治以降といわれています。

  先人たちが、一年で最も寒い時期に 水泉動くとし「地中では陽気が生じ,氷った水が少しずつ動き始める」としたのは、目には見えないけれど,寒さの極みは暖かさへの準備や期待でもあると言いたかったのでしょう。19世紀のイギリスの詩人による「冬来たりなば 春遠からじ」も、似たような感覚なのでしょう。

  おとうさん、最強の冬将軍来襲!「ううぅ~寒い!こんな日は炬燵で熱燗、肴は炙った氷下魚(こまい)がいい~♪」「あなた!大雪と戦っている人がいるというのにぬくぬくと・・・」「氷下魚はいまが旬、冬の海氷の下でも凍らない寒さに強い魚だ!」「氷下魚は値が高いですからメザシにしました!」「・・・まあいいか!こまいはなしにして、メザシで今年も寒さに強い体をめざす!」「あら、こちらはてんてこ舞い!」

  先日、今年初めての畑作業に行ってきました。早い野菜は3月には苗を植え始めることから、いまから準備をして堆肥などを運び込んでおくのです。堆肥の山を掘ると、発酵熱で暖かく湯気が立ちます。堆肥の下ではもう春が待ち構えていました。

  「いくたびも 雪の深さを 尋ねけり」 正岡子規の俳句です。病床にある子規が外で降っている大雪の降り積もった深さを幾度も家の人に訪ねるというものです。心楽しいはずの雪ですが、起き上がって見ることのできないもどかしさが感じられます。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・サム・ヤマモト
[2018.01.12(Fri) 16:01] 季節Trackback(0) | Comments(0)
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