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2017年11月29日 ()
   11月27日からは七十二候の一つ「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」です。朔風払葉とは、冷たい北風が木々の葉を落とすころという意味で、朔風とは木枯らしのことです。地面いっぱいに広がる落ち葉と、葉を落とした木々は冬の代表的な景色で、秋が終わり冬の到来という、季節の移ろいが感じられるころです。

  今日の水彩画は、「香嵐渓の紅葉」です。先日、香嵐渓に紅葉狩りに行ってきました。今が見ごろと、山の斜面を彩る紅葉が陽に照り輝いています。岩の間をぬうように流れる川に赤や黄色の紅葉が映り、流れに煌びやかな秋を浮かべて下ります。
17-11-29.jpg

  冬になると空気が乾燥して、風邪をひきやすくなります。冬になり気温が低くなると、空気中に溶け込む水分が少なくなり空気が乾燥した状態になります。特に、太平洋側の地域では冬に乾燥することが多くなります。これは大陸から吹く季節風が、日本海で熱と水蒸気を補給して雪雲となり、この雲が山にぶつかり日本海側に雪を降らせます。雪を降らせたあとの乾燥した風が山を越えて太平洋側へ吹くことで、乾燥した晴天が続くことになります。

  おとうさん、紅葉狩り!「さすが紅葉の名所だけのことはある!」「あなた、本当にきれいでしたねえ!秋になると、どうしてあんなに美しく輝くのでしょうか!」「散りゆく前に一花咲かせたいのだろう・・・」「あなたも散り際に輝いては・・頭ではなく・・」「その言葉には棘があるなあ・・」「あら、美しい花には棘があるって・・・」「その美しい花も散ってしまい、棘だけが残っている・・・・」

  落ちた枯葉でも、地面を様々な色で彩ります。日本では枯れ葉にも「朽葉色」という風流な色名を付けており、この色は、黄染に浅い紅花染を施した赤みがかった褐色で、平安時代からの伝統色です。色調によって「赤朽葉」「黄朽葉」「青朽葉」「濃朽葉」「淡朽葉」と呼び分けていて、色に対する日本人の感性はとても繊細です
紅葉の色では、和色に「紅葉色」という色がありますが、「朱色」か「深紅」の方が自然の色に近いようです。しかしながら、自然の色は、天候や陽の光の当たり具合によって様々に変化します。透明水彩画で紅葉を朱色で描くと、透明感が失われ暗くなりがちですので、明るい部分には「ブリリアントオレンジ」などの色を使っています。

  「このもよりかのも色こき紅葉哉」 与謝蕪村は紅葉がとても好きだったようで、「この紅葉綺麗だ、あっちの紅葉の方が綺麗だ」という高揚感がよくわかります。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・・・サム ヤマモト
[2017.11.29(Wed) 14:24] 自然風景Trackback(0) | Comments(0)
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