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2017年10月25日 ()
  10月23日は二十四節気の霜降(そうこう)にあたります。露が冷気によって霜となって降り始めるころです。暦便覧では「露が陰気に結ばれて霜となりて降るゆゑ也」と記されています。楓や蔦が紅葉し始めるころで、朝晩の冷え込みが厳しくなり、この日から立冬までの間に吹く寒い北風を木枯らしと呼びます。

  今日の水彩画は、「佐渡の荒海」です。先日新潟の田舎にいった足で、佐渡に行ってきました。秋雨の続く中、束の間の晴れ間に荒れる佐渡の海は、陽ざしに輝いていました。幾万年の間、絶え間なく打ち寄せる荒波に、岩礁が挑むように立ちはだかり、波を打ち砕き続けています。
17-10-25.jpg

  半世紀ぶりに訪れた佐渡でしたが、歴史と文化の奥深さに改めて驚かされました。北前船や多くの配流者たちによって伝えられたことが、佐渡特有の文化となって、今まで継承されています。たとえば、世阿弥が配流されたことで能が広まり、江戸時代には200を超える能舞台があり、今でも32余りの能舞台が残されて(人口当たりの能舞台数は江戸時代も今も日本一)、薪能などが催されているそうです。
 佐渡といえば金山ですが、佐渡で金鉱が発見されたのは1601年で、江戸幕府は天領として相川に奉行所を置き統治しました。国内一の産出量を誇った佐渡金山でしたが、江戸時代の終わりごろから産出量が減り、1951年に採掘は終了しました。今では、残された多くの史跡や博物館等で当時の様子を知ることができます。

  おとうさん、佐渡!「佐渡といえば金山だあ~」「あなた、やめてください。歩きながら石ころをポケットに詰め込むのは!」「だって金が含まれているかも・・・」「あなた、たとえ金鉱石だったとしても、含有量は鉱石1トンあたり100グラム以下だそうですよ」「1トンはポケットに入らないかあ・・・」「・・・あなたボケてない?」

  初霜の知らせが聞かれるのも今頃です。霜が降りるには、その周辺の温度が0℃以下であることが条件ですが、予報で発表される気温は地上から1.5mの高さの気温なので、3℃としても地表の温度は0℃以下になっていることもあります。予報で最低気温が3~4℃であったら、畑の霜対策はしておいた方がよさそうです。

  「手にとらば消ん涙ぞ熱き秋の霜」とは芭蕉の「野ざらし紀行」の中で詠まれている句です。実家に帰ると母親はすでに亡くなっており、「手にとったならばきえてしまいそうだ、母を慕う涙は熱く、白い遺髪は秋の霜のようだ・・・」。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・・サム ヤマモト
[2017.10.25(Wed) 16:52] 自然風景Trackback(0) | Comments(0)
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