FC2ブログ
TOP > 秋彼岸
 ← 蟄虫坏戸 | TOP | 草露白

リストマーク 秋彼岸 

2017年09月23日 ()
  9月23日は二十四節気の秋分で、昼と夜の長さがほぼ等しくなります。暦便覧では「陰陽の中分なれば也」と記されています。この日を境に日が短くなっていき、秋の夜長に向かいます。「暑さ寒さも彼岸まで」といわれますが、陽が射す時間が短くなるので、暑さも和らいでいくわけです。今日は朝から雨模様の天気で、一段と涼しく感じられ、室内でも長袖を着ています。

  今日の水彩画は、「初秋の長瀞」です。真夏の喧騒も終わり静まり返った初秋の長瀞で、朝一番の船に乗りライン下りを楽しみました。ゆったりとした流れ(瀞)が、突然、大岩に向かって流れ込む急流に変わります。川面に秋の空の青さが映り、白い岩肌が水面に反射してキラキラと輝きます。秋の紅葉にはまだ早く、渓谷の緑が静かな流れに沈み込みます。
17-09-21.jpg

  23日はお彼岸の中日でもあります。太陽が真東から昇って真西に沈む秋分は、西にある彼岸(西方浄土の世界)と東にある此岸(現世)がもっとも通じやすくなると考え、先祖供養をするようになったようです。つまりご先祖様をお迎えするのではなく、こちらから近づいていって、供養をするのが彼岸会なのです。お盆と違って彼岸会は、インドや中国にはない日本独特の行事のようです。
 「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉は、自然に寄り添う人々の暮らしの中で、暑さ寒さやそれに伴う様々なつらさも、彼岸のころには和らいで楽になりますよ、と励ます意味があったのでしょう。春彼岸は種まきの季節でその年の豊穣を祈る気持ちがつよく、秋彼岸は収穫に感謝する気持ちがこめられています。

  おとうさん、お彼岸!「暑さ寒さも彼岸まで・・かあ、今日は肌寒いねえ~。そろそろ、炬燵に入って熱燗で一杯という季節かな?」「あなた、早すぎますよ!お彼岸を過ぎると、暑さが和らぐという意味です!年寄りは暑さ寒さが感じにくくなるそうですよ!」「そりゃそうだ!歳とって彼岸(西方浄土)まで行ってしまえば、暑さ寒さを感じなくなるさ!だから暑さ寒さも彼岸まで、っていうのかな?」「・・・あなた大丈夫?」

  「まんじゆさげ蘭に類ひて狐啼く」とは蕪村の俳句ですが、江戸時代までは曼殊沙華(彼岸花)は俳句で詠まれることはあまりなかったようで、蕪村もこのようによそよそしく詠んだだけでした。曼珠沙華は、彼岸花と和名がついたように、秋の彼岸のころに真っ赤に群がって咲いています。そうして彼岸が過ぎると、消えたようにぱったりと花を終わらせてしまう不思議な花です。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・・サム・ヤマモト
[2017.09.23(Sat) 14:45] 季節Trackback(0) | Comments(0)
↑TOPへ


 ← 蟄虫坏戸 | TOP | 草露白

COMMENT

COMMENT POST















管理者にだけ表示

Trackback

この記事のURL:
http://samwatercolor.blog.fc2.com/tb.php/255-324de107
 ← 蟄虫坏戸 | TOP | 草露白

カウンター

カレンダー

プロフィール

最新記事

最新コメント

カテゴリ

月別アーカイブ

検索フォーム

リンク

QRコード