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2017年05月01日 ()
  いよいよ今日から五月(皐月)、そして5日には二十四節気の「立夏」を迎えます。夏の気配が現れはじめ、夏めいてくる頃で、立夏から立秋の前日までが夏となります。暦便覧には「夏の立つがゆへ也」とあります。夏といっても、本格的な夏はまだまだ先で、気温が高くなる日もありますが、暑くもなく寒くもなく、湿度が低く風もさわやかで、過ごしやすい季節です。若葉・青葉につつまれて新緑が一段と映えて美しく、南では麦が穂を出し、北国では馬鈴薯や豆の種まきが始まります。

  今日の水彩画は、「若葉につつまれる木もれびの森」です。草木の先に付いた葉の芽が萌え始めだすと、あっという間に森が小さな黄緑色の新葉に包まれます。若葉を透かして女神のような朝陽が差し込むと、森は新しい命の輝きに満たされます。
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  五月五日は端午の節句でもありますが、昔の日本では、端午の節句は男の祭りではなく、田植えに結びついた女性の祭りだったようです。
 田植えの月(五月)は、昔は早苗月(サナエヅキ)といい、これから五月を「さつき(皐月)」というようになったようです。米を作る農家にとって最も重要な月であり、田植えは田の神様を迎える重要な神事とされていました。端午の節句の日は、女性が早苗を田に植えて「田の神様」を迎える日でした。この田植えをする女性のことを早乙女といい、神事をする早乙女は、前日より身を清めなければならず、男たちを家から追い出し、菖蒲で清めた家に籠ったのだそうです。

  おとうさん、青葉が!「目には青葉山ほととぎす初鰹・・といわれ、初鰹で一杯・・粋だねえ~」「あなた!初鰹なんて高くて、粋はいきでも、ため息ですよ~」「昔っから、初物七十五日といって、初物を食べると寿命が延びるという!」「大丈夫!あなたは、畑の春野菜の初物で、十分寿命が延びていますよ!」「・・ふう、粋だねえ・・・・」

  端午の節句に柏餅を供えるという文化は江戸で生まれ、参勤交代で日本全国に広まったといわれます。カシワの葉は新芽が育つまでは古い葉が落ちないことから、「子孫繁栄(家系が途切れない)」という縁起をかついだ餅とされています。柏餅の葉は桜餅と違って、固くて美味しいものではないので、普通は食べないようです。

  「あやめ草足に結すばん草履の緒」 芭蕉の句です。奥の細道の旅の途中、芭蕉は俳人加右衛門より、草鞋(わらじ)二足などを貰います。草鞋は、あやめ草をわらじの緒に付けて旅の無事を祈るというもので、感謝の句のようです。

 ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・・サム ヤマモト
[2017.05.01(Mon) 16:14] 季節Trackback(0) | Comments(0)
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