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2017年03月24日 ()
  3月20日は二十四節気の「春分」で、「お彼岸の中日」でもありました。春彼岸は17日に彼岸の入りを迎え、23日が彼岸明けとなります。西の彼方にあるとされる「西方浄土」に陽が入る日で、古からあった豊作を願う太陽信仰の名残に、仏教の彼岸会が重なり、先祖供養ための寺参りやお墓参りが盛んになったといわれています。
 「暑さ寒さも彼岸まで」とはいえ、時折冬の寒さが残る日があるものの、花が次々と開花する春を迎え、東京では21日に真っ先に桜の開花宣言、いよいよ桜満開の心躍る季節の到来です。

  今日の水彩画は、やはり桜の絵で、「里山の彼岸桜」です。山の向こうから朝陽が昇ると、まだ暗い山影を背景に彼岸桜が白く浮かび上がります。山間にひとり咲き続ける長寿の桜、幾百回もの満開の春を迎え、里山の昔話を語り続けます。
17-03-23.jpg

  春分の日に最も近い「戊(つちのえ)の日」は、五穀の種を神様に供える雑節「社日」とされ、今年は3月22日になります。「社日」とは、産土神(うぶすながみ)を祀る日で、春と秋の年に2回、春は種まきの頃、秋は収穫時期になることから、農耕を営む人々にとって、大切な節目の日となっていました。産土神とは、土(すな)を産み出す神、万物を産み出す神で、その土地に育つ作物、植物、河川、その他の自然物をはじめ、そこに住む人間の暮らしに密接に関わる働きをしている神様だそうです。

おとうさん、花見は?「花見を何日にするか気になるねえ!おかあさん、彼岸桜が咲いたよ!花見酒はありますか~」「あなた~まだ早いですよ!お花見はソメイヨシノが満開になる頃ですよ・・・」「そんなこと言っているうちに、去年は酒を呑まずに桜が散ってしまった・・・」「あら!覚えていますか?同じ手は使えないかあ~・・・」

  彼岸桜(エドヒガン)は落葉高木で、樹高は15~25mにもなり、名前のとおり春のお彼岸のころに、ソメイヨシノよりひと足早く花を咲かせます。ヤマザクラと共にサクラの中では非常に長寿の木が多いことで知られており、樹齢二千年を超えるといわれる神代桜や樹齢千五百年を超える薄墨桜などが有名です。多くの品種の母種として使われていて、ソメイヨシノの片親でもあるのだそうです。

  「久方の 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ」紀友則の歌で、「こんなにも日の光が降りそそいでいるのどかな春の日であるというのに、どうして落着いた心もなく、花は散っていくのだろうか」と、はかなく散っていく花を惜しんでいます。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・・サム ヤマモト
[2017.03.24(Fri) 10:26] 季節Trackback(0) | Comments(0)
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