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2017年01月26日 ()
 寒波が襲来し大寒真っ只中、25日からは七十二候の「水沢腹堅(さわみずこおりつめる)」つまり、沢に氷が厚く張りつめるほどの寒い時期になります。この時期には、その年の最低気温が観測されることも多いようですが、一方では、「春隣」という季語が使われるように、春がすぐそこまで来ているともいわれ、寒さに耐えひたすら春を待ちわびる季節です。

  今日の水彩画は、「吹雪の菅平高原」です。先週、菅平高原に行ってきました。雪が少なかった昨年とは違って、今年は大雪と吹雪の中での滑走となりました。
 吹雪の中、寒さと雪の重みに耐えている木々は、枝々に蕾を抱え、根元の雪の下に虫たちの卵を隠し、やがて来る春に繋ぐ命を守ります。吹雪の合間に差す薄日が、春を待つ木々たちを元気づけます。
17-01-26.jpg

  日本の観測史上最も低い気温は、1902年1月25日に観測された北海道旭川の-41℃で、百年以上たった今でも塗り替えられていないそうです。この日は、青森で八甲田山遭難事件が発生した日でもありました。最低気温の世界記録は、南極で1983年に観測されたー89.2℃です。ちなみに人が住んでいる地域での最低気温記録は、シベリアで観測されたー67.8℃だそうです。マイナス90℃の気温とは、家庭用の冷蔵庫の冷凍室はー18℃、ゴキブリ退治のジェットは-75℃(カタログ値)ですから、その寒さはすべてが凍り付く想像を絶する世界なのでしょう。

   おとうさん、寒波!「寒むっ!こんな日は温泉で温まり、鍋物で燗酒だねえ~!」「あなた、お風呂が沸きました!」「おっ!お風呂、想像で温泉だと思えばいい・・・風呂から上がるとお姐さんが鍋を用意していて、あら遅かったのねえ、燗が冷めちゃいましたよ、私の肌で温めて人肌燗でいい・・・」「あなた、湯あたり?お水をジャ~と!」「ぎゃあ~!冷はだめだ!熱燗にしてくれ!」

  温まる話にしましょう。日本酒はお酒の中でも飲む温度の幅が広いお酒ですが、燗酒には細かく温度別に名前がついています。日向(ひなた)燗:30℃、人肌燗:35℃、ぬる燗:40℃、上燗:45℃、あつ燗:50℃、とびきり燗:55℃、日向よりも人肌のほうが温かいとした昔の人の感覚がいいですねえ~。

  「山水の減るほど減りて氷かな」蕪村の俳句ですが、まさに沢の水が氷る「水沢腹堅(さわみずこおりつめる)」の寒中に詠んだものなのでしょう。

ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・・サム ヤマモト

   今年も下記のように、相模原の市民ギャラリーにてサム ヤマモトの水彩画個展を開催いたします。駅のすぐそばの会場ですので、気軽にお越しください。

サム ヤマモト 水彩画個展(第四回)
「木々の光と影と命」
場所 相模原市民ギャラリー 第一展示室
    JR相模原駅ビル セレオ相模原4F
開催期日 2017年2月10日(金)~2月13日(月)
時間 10:00~19;00(初日11:00より、最終日16;00まで)
入場無料、図録等の販売あり

[2017.01.26(Thu) 13:40] 自然風景Trackback(0) | Comments(0)
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