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2017年01月18日 ()
  寒い日が続きますが、1月20日は大寒を迎えます。冬の季節の最後の節気で一年の中で最も寒い時季です。暦便覧には「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」と記されています。寒稽古など、耐寒のためのいろいろな行事が行われます。また「寒仕込み」といって、寒気を利用した食べ物(凍り豆腐、寒天、酒、味噌など)を仕込むのに最もよい時期とされています。

  今日の水彩画は、「冬の森の日の出」です。前回が海の日の出でしたから、今回は木もれびの森の日の出です。凍てつく森の朝、茂みの向こうから陽が昇り、寒さに耐えた草木に眩しい光と温もりを注ぎます。裸木の枝々と緑が残る葉達が明るく輝き、春を待つ命を照らします。
17-01-18.jpg

  この時期に汲まれる水を「寒の水」といい、雑菌が少なく体に良いとされ、長期保存に向いていることから、寒の水で仕込まれた酒、味噌、醤油は良質とされています。中でも、寒に入って9日目に汲んだ水は「寒九の水」として尊ばれ、薬として飲まれるほどで、この水で仕込んだ酒は特別なものとされてきました。
 食べ物では、大寒卵があります。昔は、この寒い時期にはニワトリは卵をあまり産まなく、それだけに時々生む卵は栄養が豊富で健康によく、黄身が濃く黄金色になることから、金運が上昇するといわれたのです。また寒の水で米を炊いてついた餅を寒餅と言って珍重し、餅を寒の水に浸けたのが水餅で、これまた腐らないとされました。

  おとうさん、大寒!「冷えるねえ、熱燗でキューっとやると温まるのだが・・・大寒といえば寒九の酒だ、大寒卵は金運上昇だし・・寒九の酒と大寒卵の厚焼きで一杯・・お~い!」「あなた、お正月のお酒はもうありませんが、卵なら・・・」「おう!いいね、徳利とお猪口、肴は卵焼きだあ、あちちっ熱燗だね~、何?お湯?」「ですから燗の水ですよ!」「うむ・・・・・寒九の酒と大寒卵だと思って・・・腐らない、腐らない」

  「見てさへや惣身にひびく寒の水」 一茶の句ですが、満足な暖房もない昔のこと、体にいいとされる寒の水ですが、身に沁みる冷たさであることはよくわかります。日本の気候では一番寒い時期は、大寒から春分の前あたりとされ、七十二候の大寒の次候でも、「水沢腹堅」とあり、沢に氷が厚く張りつめるほど寒い季節としています。寒中水泳や寒稽古などが行われる時期ですが、これは昔の「寒の水に打たれると霊力が授かる」として水をかぶる修行者の荒行からきているようです。暖房でぬくぬくとしている現代人の方が、大寒の寒さを敏感に感じられるのかも知れません。

   ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・サム ヤマモト

今年も下記のように、相模原の市民ギャラリーにてサム ヤマモトの水彩画個展を開催いたします。駅のすぐそばの会場ですので、気軽にお越しください。

サム ヤマモト 水彩画個展(第四回)
「木々の光と影と命」
場所 相模原市民ギャラリー 第一展示室
    JR相模原駅ビル セレオ相模原4F
開催期日 2017年2月10日(金)~2月13日(月)
時間 10:00~19;00(初日11:00より、最終日16;00まで)
入場無料、図録等の販売あり

[2017.01.18(Wed) 21:22] 季節Trackback(0) | Comments(0)
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