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2017年01月11日 ()
   七十二候では小寒の初候、「芹乃栄(せりすなわちさかう)」となりました。芹(せり)が生え始める頃というわけで、正月7日は七草粥をいただく日でしたが、七草の1つが芹です。田んぼや川のあぜで、まるで競り合うように生えていることからセリと名がついたといわれます。この寒い時期には芹(せり)は生えていませんが、暦は旧暦ですから立春のころになり、芹が出てきてもおかしくない時期なのです。

  今日の水彩画は、「初日の出」です。毎年正月の墓参りを兼ねて初日の出を拝みに行きます。雲一つない快晴の冬の海の水平線が赤くなると、暗い海が赤く染まりはじめます。やがて陽が顔を覗かせると、目を開けて居られないほどの光の束が海を走り、寒風に凍えた頬に温もりが感じられます。すべての生きものに生きる喜びを与えてくれる陽の光と温もりが蘇り、岩棚に溜まった海水が鏡のように光ります。
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  山形県白鷹町に伝わる民話では・・・孝行息子が「親を若返らせてください」と祈ると、夢枕に立った神さまが「正月七日に七草を食べて何千年も生きてきた白鳳という鳥がいる。鳥にみつからないように六日に七草を摘み、親には歯がないから叩いて柔らかくして七草粥にして食べさせよ。鳥が帰る酉の刻までに食べよ」とのお告げがありました。言われたとおりにすると、毎年10歳ずつ若くなり、末永く親子仲良く暮らしたそうです・・・。これが七草粥のはじまりだとされているそうです。
 日本では昔から正月七日に七草を粥にして味わい、一年の邪気を祓うとされてきました。凍てついた大地から芽生える若菜を食べると、春のように若返りの力が湧いてくると考えられたのです。芹(せり)はビタミンCやβ-カロテンが豊富で強い抗酸化作用をもち、鉄分も含まれ造血作用もあり、肝機能も高めるといわれ、確かに老化防止には効きそうです。

   おとうさん、七日正月!「年が明けたと思ったら、もう七日だ!七草粥の日だ!七草粥と正月の残り酒をいただきますか?」「いけません!お正月で呑みすぎ食べすぎた胃を休ませるためのお粥ですから、お酒なんて!」「七草粥を食べると毎年10歳若返るそうだ!」「えっ!本当ですか?じゃ私がお粥をいただきます!あなたはお酒でもなんでも呑んでくださいな!」「・・・・・・・」

  「凧きのふの空のありどころ」 とは与謝蕪村の俳句ですが、空を見上げても何もないけれど、きのうは凧が上がっていた、という何もない空を詠んだ素っ気ないような句ですが、何もないところに澄み切った正月の空が感じられます。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・サム ヤマモト

  今年も下記のように、相模原の市民ギャラリーにてサム ヤマモトの水彩画個展を開催いたします。駅のすぐそばの会場ですので、気軽にお越しください。
サム ヤマモト 水彩画個展(第四回)
「木々の光と影と命」
場所 相模原市民ギャラリー 第一展示室
    JR相模原駅ビル セレオ相模原4F
開催期日 2017年2月10日(金)~2月13日(月)
時間 10:00~19;00(初日11:00より、最終日16;00まで)
入場無料、図録等の販売あり
[2017.01.11(Wed) 23:47] 植物Trackback(0) | Comments(0)
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