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2016年12月10日 ()
  12月7日からは、二十四節気の「大雪(たいせつ)」にあたり、雪が激しく降り始める頃で、暦便覧には「雪いよいよ降り重ねる折からなれば也」と記されています。そして七十二候では、大雪の初候に「閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)」とあり、本格的な冬の到来を意味し、鰤(ぶり)などの冬の魚の漁が盛んになり、熊が冬眠に入り、南天の実が赤く色付くころです。

   今日の水彩画は、「初冬の森の朝」です。雨が上がった朝の「木もれびの森」を歩くと、時として幻想的な風景に出会います。昨夜来の冷たい雨が上がった森の朝、落ち葉からたちのぼる霞に朝陽が当たると、褐色の森が黄金色に変わり、枯れた草木に残る水滴が宝石のように輝きます。
16-12-10.jpg

   旧暦の12月を「師走」(しわす)または「極月」(きわまりづき)と呼んできましたが、今では「師走」が新暦の12月の別名になっています。
  「師走」のいわれはいろいろな説があるようです。年末になるとお坊さんが家をまわりお経をあげるので、師(お坊さん)が忙しく走り回ることから来たというのが由来だと聞いていましたが、どうも根拠がなさそうです。奈良時代にはすでに人々は12月のことを「しはす」と読んでいたようですが、その意味や由来はよくわかっていません。「師走」の文字はどうやら後世の人が適当につけた当て字のようです。

   おとうさん、師走!「もう師走!一年があっという間だ、ウロウロ・・」「あなた、忙しくもないのにウロウロしないでください、気ぜわしくなります!」「だって、師走だ、大雪の候だ!雪が降らないかと・・・」「雪が降ったら?」「う~雪が降れば、雪見酒の支度を・・・」「あなた!お酒を期待しているのですか?」「雪を待つ上戸の顔や稲光 と俳句に詠まれるくらいだ!雪に酒を期待するのは昔からの習いだ!」「まったく酒呑みって!」「そうふくれるな!それじゃまるで雪見大福・・あっ!いや色白で丸くて・・・」

   12月に入り、冬本番の気象情報には「冬日」や「真冬日」という言葉がよくでてきます。冬日は最低気温が0℃未満の日をいい、真冬日は最高気温が0℃未満の日をいうのだそうです。北海道では、一年の中で90日以上も真冬日となる地域があるそうですが、冬日と聞いただけで、外に出るのが嫌になり炬燵に籠ってしまいます。
「冬籠りまた寄りそはんこの柱」 何度目かの冬をまた慣れ親しんだこの柱に身を任せて冬籠りをする、という蕪村の句ですが、寒い冬はどうしても家の中で籠ってしまいがちです。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・サム ヤマモト
[2016.12.10(Sat) 14:44] 季節Trackback(0) | Comments(0)
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