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2016年11月23日 ()
  11月22日は、二十四節気の20番目の小雪(しょうせつ)です。わずかながら雪が降り始めるころをいいます。暦便覧では「冷ゆるが故に雨も雪と也てくだるが故也」と記されています。天気予報では、明日は関東地方でも雪が降るほどの寒波が張り出してくるようです。まだ本格的な冬ではありませんが、さほど多くない雪、小雪が降る季節で、我が家でも車のタイヤを冬用に変えるなど、冬の備えを始めました。

  今日の水彩画は、「座禅を組む少女」です。幼稚園で教わってきた座禅を見せてくれます。何も考えず無心で座禅を組む子は、自我を捨て、無の境地を目指す座禅の心を知っているかのようです。
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  座禅は心を落ち着かせるものとして、宗教に無関係の一般の人にも利用されているようです。無の境地を目指すことで、緊張から解放されるのかも知れません。
 先日、東京国立博物館で開催されている「禅―心をかたちに」を見に行ってきました。禅は、約千五百年前に達磨大師によってインドから中国へ伝えられ、中国から日本に伝わると、武家や天皇家・公家の帰依を受け、社会と文化に大きな影響を及ぼします。その禅の心と歴史を、書画や像を通して見ることが出来る展覧会でした。
展覧会には、江戸時代の白隠慧鶴禅師が描いた達磨絵や禅画の展示も多くありました。その中に、「隻手の音声(せきしゅのおんじょう)」という禅画があります。「両手を打ち鳴らせば音が出る、されば片手で打ち鳴らす音が聞けるか!」白隠禅師の禅問答です。片手の「無音の音」とは、私たちが脳の言語野(脳の中で言葉を作る部分)を黙らせて、心を静かにし、言葉が浮かばないようにすると、やがて無音の状態に気付きます。この無音が片手で叩く拍手の音、「隻手の音声」だというのです。座禅を組み呼吸を整えて、頭の中に浮かぶ考えや言葉を消して「脳内無言」の状態が続けられると、悟りへと一歩近づける、ということでしょうか。

  おとうさん、雪の予報!「もう小雪の候かあ~」「あなた、小雪(こゆき)などと、またどこかの若い娘の話?」「違います!二十四節気の小雪、こゆき ではなく しょうせつ です!」「えっ!小説に出てくるような美しい娘こゆき?」「違うっちゅうの!・・・・もう脳内無言の行でいくか・・・考えない、ぜん、ぜん聞こえない・・・」

  「雪散るやおどけもいへぬ信濃(しなの)空(ぞら)」蕪村の句です。雪がちらちら降ってきた、江戸では雪を見て冗談も言えるが、ここは雪国の信濃、大雪を前にしてそれどころではない、という句で、雪国の人にとっては悩ましい季節がやってきます。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・サム ヤマモト

サム ヤマモトの個展のお知らせ

10周年記念 サム ヤマモト水彩画個展 「木々の光と影と命」

2006年に始めた個展も10年目(11回)を迎えました。これも個展に来ていただいた皆様と、個展を支えてくれた人たちのお力によるものと、心から感謝申し上げます。
10年間の集大成となる画集の出版を機に、今回がこの会場での最後の「個展」別名「居酒屋サム」の開店となります。ワインと水彩画、そして語らいをお楽しみください。はじめての方も大歓迎いたします。サム店長

場所:グランドプリンスホテル高輪、2階 「撫子」の間
    03-3447-1111
    JR品川駅 高輪口から国道15号線歩道橋を渡り、坂を上がり徒歩8分
日時:2016年12月3日(土)10時から18時 ~12月4日(日)9時から15時
[2016.11.23(Wed) 16:15] 宗教Trackback(0) | Comments(0)
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