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2016年11月10日 ()
  七十二候の立冬の初候は「山茶始開(つばきはじめてひらく)」で、この「つばき」というのは椿(ツバキ)ではなく、山茶花(サザンカ)ことで、山茶花が咲く時期なのです。サザンカは、ツバキ科ツバキ属で、日本原産の花だといわれます。
 サザンカという呼び名は、「山茶花( さんざか、山の茶の花)」が変化したものといわれますが、中国では「山茶花」はツバキを指すそうで、その昔、暦が伝えられた時に誰かが混同したのでしょうか。

  今日の水彩画は、「川面に映る秋色」です。土手を下り、木立を抜けて川原にたどり着くと、対岸の山の斜面を埋め尽くす木々が、秋の陽を浴びて眩しいほどに輝きます。木枯らしが吹いた昨日とはうって変わり、柔らかな日差しに紅葉黄葉が明るく光り、秋色を映す川の流れが華やかな秋を運びます。
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   朝夕が冷え込み、暖房器具が活躍する季節になりました。江戸時代ではコタツを使い始める日が決まっていたそうです。武家屋敷の「炬燵開き」は、旧暦の十月(亥の月)の最初の亥(い)の日(いまの暦で2016年は11月1日)、町屋の一般庶民は、二番目の亥の日(12日後)に炬燵を使い始めたと言われています。町人方が12日遅れていますが、庶民の燃料費節約志向を反映しているのでしょうか?
  なぜ、亥の月亥の日に「炬燵開き」をしたのか、というと、亥(イノシシ)は火を免れるということから、この日にコタツを出すと火事にならない、という言い伝えがあるそうです。いまでも茶道の世界ではこの「炬燵開き」が残っていて、亥月初亥の日に、風炉に変えて炉を開くそうです。

   おとうさん、炬燵?「いいね、炬燵に入るとネコの気持ちが良くわかるねえ、温いニャア~ゴロゴロ~」「あなた~!今日は畑の日でしょっ!おこたでゴロゴロしている場合じゃありません!」「そうだけど!寒いなぁ~炬燵に入りながら出来る畑仕事は無いかなぁ~」「あなたっ!炬燵を背負って動かないでください!まったく、それじゃ 炬燵守り じゃなくて、コタツムリですよ!」

  サザンカの花言葉には「困難に打ち勝つ」というのがあります。花のない季節に、寒さや雪にも負けずに咲き続けるサザンカ、けなげで可憐です。
「山茶花に犬の子眠る日和かな」 正岡子規の句です。昨日は木枯らしが吹いていたのに、今朝は柔らかな陽の射す穏やかな日和、足下の陽だまりには犬の子が気持ち良さそうに居眠り、お隣の「山茶花」の花がこぼれるほどに咲き誇っています。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・サム ヤマモト

  サム ヤマモトの個展のお知らせ

10周年記念 サム ヤマモト水彩画個展 「木々の光と影と命」

2006年に始めた個展も10年目(11回)を迎えました。これも個展に来ていただいた皆様と、個展を支えてくれた人たちのお力によるものと、心から感謝申し上げます。
10年間の集大成となる画集の出版を機に、今回がこの会場での最後の「個展」別名「居酒屋サム」の開店となります。ワインと水彩画、そして語らいをお楽しみください。はじめての方も大歓迎いたします。入店無料です。サム店長

場所:グランドプリンスホテル高輪、2階 「撫子」の間
    03-3447-1111
    JR品川駅 高輪口から国道15号線歩道橋を渡り坂を上がり徒歩8分
日時:2016年12月3日(土)10時から18時 ~12月4日(日)9時から15時
[2016.11.10(Thu) 15:01] 自然風景Trackback(0) | Comments(0)
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