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2016年11月05日 ()
  11月7日は立冬です。二十四節気の十九番目で、初めて冬の気配が現われてくるころです。暦便覧では、「冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也」と記されています。実際はまだ秋らしい気配で紅葉が各地で見ごろになりはじめますが、木枯し1号や初雪の便りも届き、冬が近いことを感じさせる季節です。この日から立春の前日までが冬となります。

  今日の水彩画は、「谷に流れ下る紅葉」です。山頂から始まった紅葉が、崖を下って峡谷へと流れ落ちるように広がります。秋の陽を浴びて、まだ残る緑色に黄色や赤がまだら模様となって、崖を装います。
16-11-05.jpg

  気象庁によると、「木枯し」とは10月半ばから11月末にかけて西高東低の冬型の気圧配置になった時、北よりの風速8m/s以上の風が吹くと「木枯らし」と認定し、その年の秋最初の木枯らしを「木枯らし一号」として発表する、ということです。関東地方で木枯し1号が吹く日は、この10年間の平均では11月7日頃だそうで、まさに立冬に吹く風なのです。

  おとうさん、木枯し!「さむいね、木枯しといえば木枯し紋次郎だ!こんな夜は、暖かい鍋料理をまえに熱燗でキューといきゃあ、温まるんだが女将さん・・・」「あなた、今夜はお野菜たくさん入れたお鍋ですよ!」「ありがてえじゃねえか・・・でも燗酒がないねえ!女将さんおねげぇだから、一本つけておくんなせえ!」「紋次郎さんとやら・・・あっしには関わりねえ事でござんす!」「・・・・古いセリフだねぇ・・・・・」

   中国には「立冬補冬、補嘴空」という諺があります。これは立冬の時期に、栄養を補給するために冬の時期に育った作物を食べるという事です。体を温めてくれる作物といえば、生姜、カブ、ニンニク、玉ねぎ、ゴボウ、キャベツなどがありますが、ありがたいことに、みんな我が家の野菜畑で穫れるものばかりです。

  「木枯に岩吹きとがる杉間かな」とは芭蕉の句です。その意味は、冷たい木枯しが杉の木の間を吹き通ってゆく、樹間から見え隠れしている岩が尖って見える風の強さである、ということで木枯らしの冷たさや強さがよくわかります。
 「かきねのかきねのまがりかど、たき火だたき火だ落ち葉たき、あたろうよあたろうよ、北風ぴーぷう吹いている」太平洋戦争開戦の年につくられた唱歌ですが、戦時中は「敵機の目標になる」としてたき火は禁止、この唱歌も歌われなかったようです。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・・サム ヤマモト
[2016.11.05(Sat) 20:13] 季節Trackback(0) | Comments(0)
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