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2016年10月15日 ()
  早くも、10月も半ばとなり、七十二候では「菊花開(きくのはなひらく)」という時節に入りました。菊の花開く とは、いかにも秋らしい言葉です。そして「菊の節句」の時期でもあります。菊の節句すなわち重陽の節句は旧暦で9月9日、いまの暦では10月半ばころにあたり、いまごろの季節です。

  今日の水彩画は、「欅が色ずく里山の秋」です。10月半ばとはいえ、まだまだ緑が多く残る里山ですが、裏山の陰から朝陽が昇り欅の老木を照らし出すと、黄金色に葉達が輝き、陰の部分は褐色の秋色に染まります。
16-10-15.jpg

  菊の花は昔から、長寿の霊薬として様々なかたちで親しまれてきました。食用の菊の花、湯船に菊の花を浮かべて菊湯、菊を入れた菊枕、そして、菊酒です。菊酒は菊花を焼酎に漬け込むようですが、盃の酒に菊の花を浮かべて呑むのも優雅です。

  重陽の節句に「菊酒」で無病息災や長寿を願いますが、この菊酒の由来は・・・
 紀元前9世紀の中国、周の王・穆王は、お釈迦さまから世を治める「八句の偈(げ)」というものを賜っていました。穆王に寵愛されていた慈童という童が、あるとき、誤って王の枕を蹴ってしまい、恐ろしいけものが棲む僻地に流刑になってしまいます。哀れに思った穆王は、お釈迦様の八句の偈の最後の二句を伝え、「慈限視衆生 福聚海無量、これを、毎朝唱えると、けものたちは近づかなくなる」と教えたのです。慈童は、忘れないように咲いていた菊の葉に書いておきます。 句を書いた菊の葉に露がたまり、それが川に落ちると川全体が天の霊薬になり、その川の水を飲んだ村人たちは長寿に、慈童もわらべのまま仙人になっていました。それから、八百年ほど後の魏の文帝の使者が慈童を訪ねると、慈童は文帝に穆王から授かった二句を託し、さらに、盃に菊花を添えて寿命を延ばす術を文帝に授けました。文帝は菊の宴を催し、千年、万年の寿を祝いました。これが重陽の宴、菊酒の宴となったのです。

  おとうさん、菊の花です!「秋だ、菊の花だね~!菊といえば菊酒だ。盃に菊の花を添えて酒を呑む!不老長寿の霊薬だ!お~い、酒だ、盃だ、菊の花だ!」「あなた!朝からお酒の話ですかぁ~、あなたは不老長寿じゃなくて不良朝酒です!」

  「秋を経て蝶もなめるや菊の露(秋更けて菊にとまった老いた蝶よ、お前も齢を延ばそうと菊の露をなめるのか)」とは芭蕉の句ですが、芭蕉は、菊の露が不老長寿の霊薬だという故事に引っ掛けて詠んでいるのです。さすが・・・・! 

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・サム ヤマモト
[2016.10.15(Sat) 21:33] 植物Trackback(0) | Comments(1)
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[ 2016.10.15(Sat) 21:45] URL | きみき #- | EDIT |

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