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2016年10月06日 ()
  10月8日は二十四節気の「寒露(かんろ)」にあたります。寒露とは、晩夏から初秋にかけて野草に宿る冷たい露のことをいい、暦便覧では「陰寒の気に合つて露結び凝らんとすれば也」と記されています。雁などの冬鳥が渡って来て、菊が咲き始め、コウロギが鳴き始める頃です。長雨が終わり、澄んだ空気の秋晴れの日が多くなり、本格的な秋の始まりです。寒露の次にやってくる「霜降」の前に収穫を終わらせたい農家にとっては、超多忙な時期となります。

  今日の水彩画は、「秋の小川」です。支流の小さな川の流れが、少し色付き始めた木々の間を流れ、小さな淀みをつくります。秋の兆しは灌木や草の葉が黄色く色づくことから始まり、流れに浮かぶ落ち葉たちが紅葉の前触れを告げていきます。
16-10-07.jpg

  秋の酒(日本酒)といえば、「ひやおろし」なのだそうです。「ひやおろし」とは、江戸時代、冬にしぼられた新酒が劣化しないよう春先に火入れ(加熱)した上で、大桶にいれ、ヒンヤリとした蔵で貯蔵し、ひと夏を超して外気と酒蔵の中の温度が同じくらいになった頃、二度目の加熱をしない「冷や」のまま、大桶から樽に「卸(おろ)して」出荷したことからこう呼ばれ、秋の酒として珍重されてきました。現代でも「ひやおろし」は秋まで熟成させた酒として、秋の到来とともに目覚める酒、豊穣の秋にふさわしい、円熟の酒として親しまれているようです。

   おとうさん、秋本番!「寒露だあ、寒露、甘露?甘露な酒といえば秋の酒“ひやおろし”だねえ。日本酒 ひやおろし を呑もう!お~い・・ひやおろしもってこい」「あなたは話をお酒に繋げる名人ですね!日本酒なんぞ、ありません!はいはい、分かりました、ではこれで・・・」「なんだ?これは??焼き魚に冷たい大根おろしの肴だけ??」「はい、秋のサケのひやおろし、です・・・」「う~・・・うまい・・・」

  「戸を叩く狸と秋を惜しみけり」とは与謝蕪村の句です。冬の風が戸を叩き、狸が訪ねてきているように聞こえる、狸と一緒に秋を惜しもうか、という意味です。蕪村にしては珍しく、落語の頭に出てきそうなユーモラスな句です。
 日本のタヌキは、都市部周辺の森や林のほとんどに生息しているらしく、相模原の「木もれびの森」にも多く棲みついているようです。本来の生息地である山林が開発により減少しているため、タヌキの都市部進出?が進んでいて、生ゴミなど様々なものを食べて生きているようです。都市部進出により、交通事故に遭う件数が多く、高速道路で事故死する動物の約4割を占めているそうです。

 ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・・サム ヤマモト
[2016.10.06(Thu) 21:26] 季節Trackback(0) | Comments(0)
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