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2016年09月29日 ()
  9月28日ごろからは、七十二候では秋分の次候、蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)にあたります。これは、外で活動していた虫たちが再び土の中に潜って穴をふさぐことをいいます。寒さに備えて「戸を塞ぐ」というところが、虫のかわいらしさが出ています。虫たちは「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)」という啓蟄の春が来るまで、穴に閉じこもっているのです。

  今日の水彩画は、「仲秋の渓谷の小滝」です。秋の長雨で水かさの増した流れが、岩の段差を勢いよく滑り下ります。滑り落ちた流れが、秋の陽に照らし出されて白く輝き、轟々と泡立ち渦を巻きながら流れ下ります。
16-09-29.jpg

  巣籠もり虫たちの、寒さを恐れる感覚は鋭く、クヌギ林のカブトムシなどは、あっというまに土にもぐってしまうそうです。オオクワガタも、やはり土や朽木の中に潜り込みます。オオクワガタは冬篭りするとき、エサを食べないといわれ、お腹をすかせたままで冬眠に入ってしまうのでしょうか。穴に閉じこもるのは虫だけではなく、ヘビも寒くなると土の穴に潜り込みます。ヘビは、秋彼岸に穴に入って、春彼岸に穴から出ると言われていますが、実際には10月に入ってから穴に入るようです。

  おとうさん、もう10月!「9月ももう終わりだなぁ~そうだ!10月1日は日本酒の日だった!お~い、日本酒だ!実りの秋、山海の幸が出そろう味覚の秋・・旨い肴に、旨い日本酒!日本の秋を堪能したいね・・・」「あなた、勝手に日本酒の日なんぞ作って、秋は黙っていても来ますが、お酒や肴は待っていればやってくるわけじゃありませんよ!」「畑にいって、里芋でも掘るかぁ・・・」

  「日本酒の日」というのは本当にあるようです。酒や酒に関わる漢字の酌、酔、酩、醸・・には「酉(とり)」という字が付いています。「酉」は酒壷を表す象形文字で、もとは「酉」だけで酒を意味していました。この「酉」は十二支のトリでもあり、10月にあたります。穫り入れた新米を使い、酒造りを始める月なので「酒の月」ともされ、酒造りの年の初めの日である10月1日が「日本酒の日」となったそうです。

   「山里や 杉の葉釣りて にごり酒」小林一茶の句です。杉玉は球状に刈り込んだ杉の葉を酒屋さんが軒下に吊り下げて、今年も新酒ができました、という目印にするものです。新酒の目印である杉玉ですが、江戸後期以前では、杉の小枝を束ねて(酒林)竹竿に吊るして店先に立ててあったようです。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・サム ヤマモト
[2016.09.29(Thu) 08:03] 動物Trackback(0) | Comments(0)
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