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2016年09月14日 ()
  いまごろは、七十二候の四十四番目、二十四節気の白露の次候「鶺鴒鳴(せきれいなく)」にあたります。鶺鴒(せきれい)が鳴き始めるころ、という意味です。鶺鴒はチチチチチという高い鳴き声で鳴き、水辺に棲みますが、民家の軒下や石垣にも巣を作り、街中でも見られる身近な存在です。伸ばした尾を上下に振りながらちょこちょこ歩く様子からイシタタキや庭タタキなどの異名がつけられました。

  今日の水彩画は、「吹割の滝」です。先日群馬県沼田の「吹割の滝」を見に行ってきました。台風の大雨になる直前の晴れ間を縫って、平日の早朝車で出かけました。早朝の滝はまだ薄暗く、朝陽が差すのを待っていると、谷の木々の先に陽が当たりはじめ、滝の上部にも陽が射します。濃紺の水面が砕け、吹き割れた谷に三方から大量の水が流れ落ち、水煙とともに滝が眩しく浮かび上がります。
16-09-14.jpg

  吹割の滝は、古代の火山活動でつくられた溶結凝灰岩が片品川の流れによって浸食されてできたV字谷に向かって、三方から川が流れ落ちる雄大な滝です。「東洋のナイアガラ」とも呼ばれているそうです。川沿いには遊歩道がありますが、対岸の道は熊が出没するために通行止めになっていました。川原では鶺鴒を見かけました。
  鶺鴒が鳴くのは秋に限ったことではないのですが、 暦ではどうしてこの時期に「鶺鴒鳴(せきれいなく)」としたのでしょう、セキレイの高く細く鳴く声が秋の透明な空気によく響くからなのでしょうか。
  楽器の演奏などしない私にはわかりませんが、ピアノの「ブルグミュラー25の練習曲」の中に「La bergeronnette」という曲があるそうです。これはフランス語で「せきれい」を意味するそうで、鶺鴒の鳴き声をまねたかのような高音のリズミカルな曲だそうです。実際の鶺鴒の秋のさえずりは縄張り争いのようなので、あまりロマンチックなものではなさそうです。

   おとうさん、仲秋の候?「秋も秋、鶺鴒鳴くという季節だ!でも何故この時期に鶺鴒が登場するのだろう?」「あなた、秋の陽の釣瓶落としですよ!早く畑仕事を終えてくださいな!」「そうか、わかったぞ!鶺鴒の尾を上下に振る仕草は、早く耕せ!と言っているのだ、暦の鶺鴒は秋の農作業を示しているのかぁ!」「あなた、早くしてくださいな!」「はい、はい、・・鶺鴒はチチチチと鳴く、遅々爺かな?・・・ふう・・・」

  正岡子規の句に「鶺鴒や岩を凹める尾の力」とあり、少々大げさですが、 「いしたたき」とか言われる鶺鴒の激しい尾の動きをうまく詠んでいます。

  ではまた、次回の水彩画をお楽しみに・・・・・サム ヤマモト
[2016.09.14(Wed) 21:13] 動物Trackback(0) | Comments(1)
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